パラメータ発明に関しては、従来技術を権利範囲に含んだままで権利化される(すなわち無効理由を有する)場合があり、様々な議論がありますが、発明をしっかり保護するという観点からは活用したいものです。
「パラメータ発明」の定義や、「パラメータ発明」が見出される過程、出願の際の留意点についてわかりやすい説明をした動画がありました。 その他関連の動画、文献を下記に示しましたので、参考にしてください。 【弁理士の思考法】「パラメータ発明」の勘所 https://www.youtube.com/watch?v=cnpHM8w7u1U 「パラメータ発明」の定義に関することや、「パラメータ発明」が見出される過程、出願の際の留意点について説明します。 ①「パラメータ発明」とは何か? 1:25 ②パラメータ発明はどのように見出されるのか? 12:51 ③パラメータ発明の留意点 21:41 ・新規性 21:55 ・進歩性 29:06 ・記載要件 34:11 【特許】⑦パラメータ発明 #Shorts 弁護士・高石秀樹の特許チャンネル https://www.youtube.com/shorts/QHgo1W5JHs0 パラメータ発明のサポート要件 -(令和元年(行ケ)第 10173 号〔両面粘着テープ事件〕を契機として)- https://jpaa-patent.info/patent/viewPdf/3788 米国におけるパラメータ特許の戦略 知財管理Vol. 73No. 1 P.5(2023) https://www.finnegan.com/a/web/guJjN5uqG8kQLQXrw5BL4D/4SaWHG/2023_01_5-strategies-for-parameter-patents-in-the-us_chiaki-kobayashi_jipa-articles_st.pdf 2022.11.29 パラメータ発明の記載要件 https://soei-law.com/patent/%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%BF%E7%99%BA%E6%98%8E%E3%81%AE%E8%A8%98%E8%BC%89%E8%A6%81%E4%BB%B6/ パラメータ発明や内在同一の取り扱い(前田健 教授) 19/2/2023 https://yorozuipsc.com/blog/1103102 後出の特許による既存事業の差止めは許されるか23/8/2022 https://yorozuipsc.com/blog/3319864 「パラメータ発明」の進歩性について 19/7/2021 https://yorozuipsc.com/blog/2527968 「知財管理」68巻(2018年) / 6号 / 794頁 今更聞けないシリーズ(No. 133) 日本と海外における特殊パラメータ発明 抄録 特殊パラメータ発明には、構造による特定が困難な発明を特定できるという利点がある一方、そのパラメータが未知であるが故に先行技術に対する新規性の有無の判断が難しいので、新規性のない特許が成立する可能性が高くなるという欠点があります。日本と海外における特殊パラメータ発明の審査の現状をまとめたうえで、特殊パラメータ発明の出願時の留意点、及び、他社の特殊パラメータ発明への対応策について検討します。 http://www.jipa.or.jp/kikansi/chizaikanri/search/detail.php?chizai_id=91290f554f5cd2d4fea53beca6951f1a 「知財管理」68巻(2018年) / 5号 / 654頁 判例と実務シリーズ(No. 482) 飲食品の風味に関するパラメータ発明のサポート要件─トマト含有飲料事件─ 抄録 本件は、特定の風味を有するトマト含有飲料の提供を課題とする、構成が数値範囲で規定された飲料に関する発明について、サポート要件の適合性を認めた審決が取り消された事案である。本件判決は、いわゆる偏光フィルム事件大合議判決1)が示した、パラメータ発明に関するサポート要件判断規範への当該事件の当て嵌めにおいて、数値範囲と得られる効果(風味)との関係の、技術的な意味を示すための風味評価試験のあり方を厳格に求める姿勢を示し、また官能試験を用いた風味評価の客観性、正確性を否定した。風味評価試験のあるべき姿を厳格に求める前提として示された理由について疑問の余地はあるが、本件判決を踏まえた実務的対応について検討した。 http://www.jipa.or.jp/kikansi/chizaikanri/search/detail.php?chizai_id=15bc54f1865ec9623cf93aa965e67408 パラメータ発明とは何か https://www.harakenzo.com/jpn/seminar/data/20070725.pdf
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著者萬秀憲 アーカイブ
October 2024
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