山口大学佐田洋一郎先生による「共同開発・受託研究においての知財取扱いの注意点(全3回)」の無料動画が公開されています。主として大学側の立場からの知財問題の捉え方ですが、産学連携に取り組む方々の参考になると思います。
【産学連携と知財】共同開発・受託研究においての知財取扱いの注意点(全3回) http://www.jiii.or.jp/kenshu/chizaikenshu_tokubetu.html 【講義概要】 大学と企業間の共同研究におけるあまり知られていない知財問題をお届けします。 平成16年に国立大学は全て法人化され、それまで文科省で一元管理していた大学の知的財産は、各大学で取り扱いができるようになりました。論文発表を唯一としてきた大学の知を産業界に活かそうとする、いわゆる産学連携が動き始め、企業が抱える課題を、共同で解決しようとする共同研究が、各大学で取り組まれ始めました。ところが組織活動に不慣れな大学研究者と、事業活動を追求する企業との間で、特に共同研究でのモヤモヤ感やトラブルが起き始めたのです。これは一重に双方の文化や行動の認識不足に起因しています。そこで、本セミナーは、大学の研究者・URA等の研究支援者や、企業担当者からよく質問や相談を受けてきた問題を中心に、まとめてみました。産学連携スキームは今後益々取り組まれると言われていますので、共同研究の円滑なる携推の一助になれば幸甚です。 【講師】 佐田 洋一郎 氏 国立大学法人山口大学 学長特命補佐・顧問弁理士 知的財産センター東京所長 教授(特命) 山口TLO取締役・顧問弁理士
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気候変動問題に関するイギリスの独立系シンクタンク、インフルエンスマップの格付けで、トヨタは、パリ協定と整合性のある政策に対する企業の立ち位置の評価で「D-」で最下位、
日本自動車工業会は、業界団体として「E-」で最下位、となっており、「パリ協定」を“最も守っていない組織”として位置付けられているということです。ちなみに、2030年までに新車販売の半分をEVにすることを掲げるVWは「C-」です。 トヨタのHV(ハイブリッド車)やPHV(プラグイン・ハイブリッド車)の役割を重視するという見解が、国連気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change)の見解と対立している点が大きく影響しているようです。 日本の諸事情をみれば『すべてを電気自動車にすればいいんだ』という議論が誤りであることは明らかですが、国際的には通用していないようです。優れた技術が埋もれないように、戦略的にHV推進のためロビー活動をするトヨタ、日本自動車工業会にはより一層頑張っていただきたいと思います。 気候変動政策への対応「トヨタ最下位」評価のなぜ 2021/10/09 https://toyokeizai.net/articles/-/461144 歯切れよく、判例を紹介されている、弁護士高石秀樹の特許チャンネルで2週間ぶりにアップされた動画<【特許】公然実施発明に基づく新規性、進歩性(弁護士・弁理士・米国California州弁護士 高石秀樹)>を視聴しました。
他社の特許が登録された。公然実施されていた内容だと思うが、どうやって対応したらよいかわからない、という相談が増えています。 そういうときの説明にピッタリです。 https://www.youtube.com/watch?v=DlVnhbFibS0 同上PDF資料 https://45978612-36b0-4db6-8b39-869f08e528db.filesusr.com/ugd/324a18_2c810de7715443749195bc6719b9e7d5.pdf ①★「引用発明が公然実施発明の場合には、実施例自体は実在する具体的な技術そのものであり、市場においてベストモードの完成品として提供されているものであるため、通常は、実施品自体やその取扱説明書等にその課題等の記載がなく、他の資料から、動機付けの手掛かりとなる要素を認定する必要がある。 」(大鷹一郎・知財高裁所長の論文) ② 「公然」~当業者が利用可能な分析技術を用いて分析可能かで決まる ③ 公然実施「発明」~先使用発明と異なり(?)、意図・認識は不要。 ④ 変動がない蓋然性が高い場合には、出願日(優先日)後の実施品に基づく公然実施の主張が認められた裁判例も2件ある。 ⇒<関連>出願日(優先日)後の公知文献で、当時の「技術水準」を立証OK 10月5日に行われた「NCJ・環境省NCP事業ジョイントセミナー 国際社会におけるCNF動向とカーボンニュートラルへの取組」を視聴しました。
CNF(セルロースナノファイバー)は、高性能植物ナノファイバーで、豊かな森林資源を有する日本はセルロースナノファイバーの基礎から応用いたる技術において世界のトップを走っているといわれています。脱炭素社会に向けて、様々な分野での実用化の加速化が期待される素材の一つとなってきたということを再認識しました。 下記の環境省のナノセルロースプロモーションHPのイベント情報ページから過去の後援会などの動画や資料を見ることができます。 https://cnf-ncp.net/dl.html NCJ・環境省NCP事業ジョイントセミナー 国際社会におけるCNF動向とカーボンニュートラルへの取組 https://cnf-ncp.net/event01.html 日時:2021年10月5日(火)13:30―17:00 開催方法:オンライン形式(Zoom) 申込:https://go.sumpo.or.jp/l/877712/2021-09-06/fpgbm9 参加費:無料 ==プログラム=== 13:30 開会挨拶 環境省 地球環境局地球温暖化対策課 地球温暖化対策事業室 坂木 良太 13:35 環境省のCNFに関する取組紹介 環境省 地球環境局地球温暖化対策課 地球温暖化対策事業室 坂木 良太 13:45 セルロース複合材の材料開発 豊田合成株式会社 先端材料開発部 有機材料開発室 GL 内田 均 14:05 環境省ナノセルロースプロモーション(NCP)事業について 京都大学 生存圏研究所 教授 矢野浩之 14:20 休憩(5分) 14:25 CNF開発の海外動向と日本との比較 東京大学 大学院 農学生命科学研究科 特別教授 磯貝 明 15:10 LCA視点から見た、CNFのカーボンニュートラル社会への展望 一般社団法人サステナブル経営推進機構 コンサルティング事業部 部長代理 鶴田祥一郎 15:55 休憩(5分) 16:00 質疑応答 16:15 座談会 16:50 閉会挨拶 ナノセルロースジャパン 事務局長 野々村 文就 17:00 終了 セミナーに関する問合先: 環境省NCP事業 一般社団法人サステナブル経営推進機構 ncm@sumpo.or.jp 03-5209-7825 製紙大手、木材新素材「CNF」に活路 収益確保へ用途探る 日本製紙は化粧品 2021/10/7 https://www.sankei.com/article/20211007-WDX7EIMT2JM6DF6WGCYFOPJLMY/ Global Mobility Service コミュニケーション本部 知財グループ 高橋 匡 課長の連載、ベンチャーに学ぶ「知財経営の実践的ヒント」の2回目<知財活動を社員に「わがこと化」してもらうための組織づくり>は、社員が知財活動を身近に感じるために、コミュニケーションを重視した取り組みとして(1)知財部門を「コミュニケーション本部」に設置、(2)「経営」「経営・現場」「グローバル拠点」を対象に、各会議体や、社内掲示、Slack(チャットツール)などを通じて情報共有を行うなど、社員が知財を身近に感じる社内風土を醸成、(3)知財をネタにユルく雑談「知財フリートーク」の取り組みが紹介をされています。
前職では、庶民派IPランドスケープで有名な刃物総合メーカーにて少数知財部門立上げを経験された高橋さんのコミュニケーションを重視した知財活動は、いろいろな気付きを与えてくれます。 知財活動を社員に「わがこと化」してもらうための組織づくり https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2110/07/news005.html (第57回)知財実務オンライン:「コミュニケーションを重視した知財活動」(ゲスト:Global Mobility Service株式会社 コミュニケーション本部 知財グループ課長 髙橋 匡) 2021/08/05 にライブ配信 https://www.youtube.com/watch?v=lcyhgfi-Jw8 日本経済新聞編集委員 渋谷高弘氏の講演「知財価値を高めるための知財ガバナンス」を視聴しました。(10月6日16:00-17:30、アナクア・オンラインセミナー、後日期間限定の見逃し配信があるようです。)
平成は「知財敗北の時代」、それを覆す策が、コーポレートガバナンス・コードによって、上場企業に知財経営やIPランドスケープの実践を促したり、取り組み状況を定期的に対外公表することを促したりすること。そのためにロビー活動を行い、コーポレートガバナンス・コードに知的財産に関する項目を入れることができた。 2000年代の知的財産報告書がしりすぼみになりうまくいかなかったのは、知財そのものの開示に重きが置かれ事業への影響やビジネスモデル、収益に落とし込めていなかったため。知財を切り離して現金化する発想が出てきたりもした。 今回は、ビジネスモデル、収益があっての知財の開示。ビジネスをこうやる、その根拠として知財が使われる。 ・・・・・・なかなか刺激的な講演でした。 職務発明の時の取り上げ方でもそうでしたが、IPランドスケープの取り上げ方、今回の知財ガバナンスの取り上げ方とも、ややエキセントリックで言い過ぎの感はありますが、その大志には共感しますので、少しでもお手伝いできることがあればお手伝いしたいという気持ちが強まりました。 アナクア・オンラインセミナー https://www.anaqua.com/ja/nikkei-eic-webinar/ 知財価値を高めるための知財ガバナンス コーポレートガバナンス(企業統治指針)が2021年6月に改訂されました。 「サステナビリティ・ガバナンス」の導入を推進するために、取締役会は「知的財産への投資等をはじめとする経営資源の分配や戦略の実行が企業の持続的な成長に資するよう、実効的に監督を行うべき」として、今回初めて、ビジネス経営に知財の活用や監督を求める内容が組み込まれました。 ビジネス経営における知財の価値が高まり続ける中、今回のコード改訂は実際に知財管理にどのようなインパクトをもたらすのか、そしてこれからの知財管理にはどのようなことが求められるのでしょうか。 このオンライン・セミナーでは、知財に関する内容をコーポレート・ガバナンスに盛り込むための活動の中心的な人物の一人で、企業が知財戦略や技術開発そして企業指針にも活用できるIPランドスケープ(知財ランドスケープ)の重要性を提唱する、日本経済新聞社編集委員の渋谷高弘氏にご登壇いただき、今回のコーポレート・ガバナンス改訂と知財についてご説明をいただきます。 アジェンダ 知財ガバナンスの重要性について 知財の活用などを促す内容が企業統治指針(コーポレートガバナンス・ コード)に盛り込まれることになった理由や経緯 知財ガバナンスを実行していく上で組織に求められることや留意すべき点 知財ガバナンスがもたらす利点 知財ガバナンスも含めたこれからの日本の知財の在り方について (ご講演60分、質疑応答15分を予定しています。) プレゼンター 日本経済新聞編集委員 渋谷高弘 氏 **プレゼンター紹介** 情報通信、電機、ソフトウエアなどの担当記者を経て編集委員。2002年~05年、「発明対価200億円判決」で注目された青色発光ダイオード(LED)特許訴訟を追跡報道した。知的財産分野の取材経験は約20年に及ぶ。主な著書に『特許は会社のものか』(日本経済新聞社)『中韓産業スパイ』(日経プレミアシリーズ)『IPランドスケープ経営戦略』(日本経済新聞出版社)がある。 19年より日経電子版読者向けニューズレター「Nikkei Briefing リーガルのつぼ」を執筆中。 2004年に発行された「知的財産報告書の事例分析 (別冊NBL (No.98)) 」をAmazonで購入して読みました。2004年1月に「知的財産情報開示指針 特許・技術情報の任意開示による企業と市場の相互理解に向けて」が経済産業省から示され、10項目が示されており、この指針に基づいて作成された知的財産報告書を分析した結果が詳細に述べられています。
また、2005年10月に公表された「知的資産経営の開示ガイドライン」は、 (1)経営者の方針をわかりやすいストーリーで示すことを促し、そのあらすじを示したこと、(2)信憑性を高めるため、ストーリー中に裏付け指標を入れるやり方を提示したこと、(3)裏付けとして使われる指標の目安として35種類の指標を例示したこと、(4)評価側の誤解による混乱を避けるため、評価側にも指針を示したこと、の4点がポイントでした。 内容的には、現在投資家が求めているものとはやや違うかなという感覚がありますが、時代背景が異なるため何とも言い難いところがあります。 この「知的財産報告書」の取り組みは、野崎篤志氏によれば、「流行らなかった(?)知的財産報告書」と紹介されています。事実、2011年の88社が最高だったようで、一時的ブームに終わり、失敗だったという評価が定着しているようです。 投資家向けの知的財産情報の開示について https://note.com/anozaki/n/ncc43beab6d6b 知的資産経営報告書開示事例 http://www.jiam.or.jp/CCP013.html 翻って、今回の「知財ガバナンス」の取り組み。前回は「任意開示」だったのが今回は少なくとも東証のプライム市場への上場会社にとっては「必須」となる点が大きな違いです。 多くの企業の知財部では、どう対応したらよいか苦慮しているのではないでしょうか。 「知財ガバナンス」推進の中心的役割を果たしておられるHRガバナンス・リーダーズ株式会社フェロー 菊地 修 氏のコラムに、改訂コーポレートガバナンス・コードを踏まえたコーポレートガバナンス報告書の提出に向けての政府見解の紹介、その要請を踏まえた「知財ガバナンス研究会」の活動が掲載されていますので、ぜひご一読を。 2021.10.04 コラム 上場企業の知財投資・活用戦略に関する コーポレートガバナンス報告書での開示に対する政府見解について https://www.hrgl.jp/topics/topics-4574/ 貝印「紙カミソリ®」が、公益社団法人日本包装技術協会が主催する「2021日本パッケージングコンテスト(第43回)」最高賞であるジャパンスター賞の「経済産業省産業技術環境局長賞」を受賞したとのことです。
2018年に開発がスタートしたこの「紙カミソリ™」 はIPランドスケープにより「新商品開発~ニュースリリース」まで“差別化”をキーワードに部門間が連携し、パッケージデザイン・ニュースリリースなどが、知的財産権に裏付けされた広告宣伝活動となっており、最終的に「顧客」へダイレクトに訴求!た成功事例ですので、新たな受賞は喜ばしいことです。 遠藤浩彰社長の講演にもしっかり知的財産の活用が組み込まれています。 グローバル刃物メーカー・貝印、脱プラスチック※1とSDGsがコンセプトの世界初※2「紙カミソリ(R)」にて2021日本パッケージングコンテスト「経済産業省産業技術環境局長賞」受賞 https://www.jiji.com/jc/article?k=000000301.000025105&g=prt AICOS2021(オンラインAICOS)第4回[2021/7/14(水)]オンラインセミナー 刃物の老舗名門“貝印”が取り組むSDGsと循環経済 ~生活用品ビジネスの新たな挑戦を聞く~ カイインダストリーズ株式会社代表取締役社⾧ 兼 COO 遠藤浩彰氏 (投影資料抜粋版) https://nposangaku.org/wp-content/uploads/2021/07/aicos2021_4.pdf 次なる100年のために。創業113年「貝印」が取り組む持続可能な経営 2021.07.14 https://www.mashingup.jp/2021/07/238295_kai_interview.html (第47回)知財実務オンライン:「“庶民派”のIPランドスケープ活動を中心とした「社内知財コンサルティング」と 経営に資するための「目指すべき企業知財人財」」(ゲスト:貝印株式会社 地曵 慶一) https://www.youtube.com/watch?v=ypKnvVrq-dE 三菱電機が10月1日に公表した調査報告書には、品質不正の経緯のほか、三菱電機の企業体質をうかがわせる従業員の証言が示されているということで、代表的なものが、「長崎製作所には、『言ったもん負け』の文化のようなものがある」(170ページ)という証言。
「いままで、これでやってきたんで。このとおりやりなさい」(189ページ) 「通報がとりあげられても、結局は、問題の是正を行うのは工場の現場」(161ページ) 「ヘタに突っ込むと、生産が成り立たなくなるかもしれないため、換算の具体的な内容は確認しなかった」(231ページ) 「三菱電機の課長にまでなった従業員が不正を隠蔽することはないだろうと思っていた」(257ページ) 調査報告書によると、 「三菱電機の全従業員5万5302名に対するアンケート調査を実施した。品質に関わる問題の申告数は延べ2305件に上る。」 「1.直接的な原因 (1) 規定手続きで品質を証明する姿勢の欠如と「実質的に問題がなければよい」という正当化、(2) 品質部門の脆弱性、(3) ミドル・マネジメント(主に課長クラスなど)の脆弱性、(4) 本部・コーポレートと現場との距離・断絶」 「2真因分析:組織論、風土論 (1) 拠点単位の組織構造―製作所・工場あって、会社なし、(2) 事業本部制について、(3)経営陣の本気度」 知的財産に関する造詣が深い柵山正樹取締役会長が「監督責任を痛感している」と退任されたのは残念ですが、報告の指摘は風土、組織、ガバナンス(統治)に関わる広範囲なものであり、早急かつ抜本的な対応が期待されます。 「言ったもん負けの文化」 三菱電機の調査報告書から 2021年10月1日 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC01AAI0R01C21A0000000/ 三菱電機の品質不正問題、調査報告書要旨 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC017RM0R01C21A0000000/ 弁護士法人内田鮫島法律事務所 鮫島先生のご厚意により抜き刷りを送付いただき、執筆された「コーポレートガバナンス・コードに基づく知財戦略の戦略的開示」<資料版/商事法務 449(2021.08)号(株式会社商事法務)に掲載>を拝読しました。
補充原則3-1③に関するあるべき開示例、補充原則4-2②に関するあるべき開示例は、開示の仕方の例として非常に参考となる例示であり、論点と考察における「今後制定される開示等ガイドラインの在り方」「指標的開示の妥当性」「中小企業・ベンチャー企業による補充原則の実践」は、非常に示唆に富むものでした。 〔目次〕 I.はじめに~15年前から指摘されていた「攻めのガバナンス」における知財戦略の重要性~ II. 日本におけるCGコードの由来 Ⅲ CGコード以前の議論から価値協創ガイダンスヘの系譜 Ⅳ. CGコードに基づく知財戦略開示の指針(総論) V.補充原則3-1③に関するあるべき開示例 VI.補充原則4-2②に関するあるべき開示例 Ⅶ.論点と考察 Ⅷ. おわりに 資料版商事法務 (449), 17-32, 2021-08 コーポレートガバナンス・コードに基づく知財戦略の戦略的開示 鮫島正洋 阿久津匡美 東京大学の藤井輝夫総長は本日午後、本郷キャンパスで開催した記者会見でUTokyo Compassを公表し、東京大学が学知を生み出し、つなぎ、深めていくために、「知」「人」「場」という3つの視点から好循環を生み出していく必要がある、と話したとのこと。
UTokyo Compassは、今後の運営目標や行動計画を盛り込んだ指針で、20 の目標が掲げられ、具体的な行動計画では、新しい大学モデル、GX(グリーントランスフォーメーション)、DX(デジタルトランスフォーメーション)、ダイバーシティ&インクルージョン、教育、研究、社会との協創についてそれぞれ挑戦的な行動計画が盛り込まれています。 社会との協創では、で産学協創を推進する体制を強化し全学で行う産学共同研究を年間 200 億円以上とする、大学発のスタートアップに投資する600億円規模のファンドを設立する、東京大学関連スタートアップを2030年までに700社創出など目指す計画です。 株式会社パテント・リザルトが10月1日に発表した「大学 特許総合力ランキング」でも1位 東京大学、2位 東北大学、3位 大阪大学、4位 京都大学、5位 東海国立大学機構となっており、東京大学の試みが他の大学への刺激になって、日本の競争力が高まる方向へ進むことを願っています。 東大が新指針発表 大学発新興向け600億円基金など 2021/10/1 日本経済新聞 電子版 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE012ZQ0R01C21A0000000/ 藤井総長の記者会見を開催、UTokyo Compassを公表 対話を通じた自律的、創造的な大学モデルの構築を強調 本部広報課 掲載日:2021年10月1日 https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/articles/z0508_00110.html 「UTokyo Compass」の概要(pdf) https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400170709.pdf 「UTokyo Compass」の全文 (pdf) https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400170657.pdf 東大 藤井総長 大学運営の新方針策定 経営基盤強化など 2021年10月2日5時38分 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211002/k10013287031000.html 東大が1千億円基金計画 女性比率「学生3割」「教員25%」目標も https://news.yahoo.co.jp/articles/dc53b088a62353992112a2450500c5f07d8ae112 東京大、新基本方針で自律運営と学内外協働を強化へ 使途自由の基金設立や、スタートアップへ大規模出資を目指す 2021.10.01菊池結貴子 https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/21/10/01/08688/ 【大学】特許総合力ランキング トップ3は東京大学、東北大学、大阪大学 2021年10月01日 https://www.patentresult.co.jp/news/2021/10/univ.html 大学・研究機関】他社牽制力ランキング2020 トップ3は産総研、JST、東大 https://www.patentresult.co.jp/news/2021/08/fcituniv.html |
著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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