SX(サステナビリティトランスフォーメーション)とは、企業が自社の強み・競争優位性・ビジネスモデルなど稼ぐ力の強化と、ESG(環境・社会・ガバナンス)を両立する、持続可能性を重視した経営方針を目指す概念です。
経済産業省では、2021年5月に「サステナブルな企業価値創造のための長期経営・長期投資に資する対話研究会(SX研究会)」を立ち上げ、サステナビリティ・トランスフォーメあ、ーション(SX)の具体化に向けた検討を進めるとともに、2021年11月に立ち上げた「価値協創ガイダンスの改訂に向けたワーキング・グループ」において、SX実現のためのフレームワークとしての価値協創ガイダンスの改訂に向けた検討を深めました。 8月末に、研究会の報告書として「伊藤レポート3.0(SX版伊藤レポート)」を取りまとめ、「価値協創ガイダンス2.0」を策定、公表しています。 「知財・無形資産ガバナンスガイドライン」は、この「価値協創ガイダンス」の個別の項目に焦点を当てたガイドラインとしての位置付けになっています。 「価値協創ガイダンス2.0」では、「実行戦略(中期経営戦略など)=長期戦略を具体化するため、足下及び中長期的に取り組む方策(事業ポートフォリオ戦略、イノベーション実現のための組織的プロセス・支援体制の確立、人的資本への投資・人材戦略、知財を含む無形資産投資戦略など)」として、下記の中で知財・無形資産が取り上げられています。 3.7. 知的財産を含む無形資産等の確保・強化に向けた投資戦略 3.7.1. 技術(知的資本)への投資 3.7.1.1. 研究開発投資 3.7.1.2. IT・ソフトウェア投資/DX 推進のための投資 3.7.2. ブランド・顧客基盤構築 3.7.3. 企業内外の組織づくり 3.7.4. 成長加速の時間を短縮する方策 「伊藤レポート3.0(SX版伊藤レポート)」・「価値協創ガイダンス2.0」を取りまとめました 2022年8月31日 https://www.meti.go.jp/press/2022/08/20220831004/20220831004.html 伊藤レポート3.0・価値協創ガイダンス2.0の概要 https://www.meti.go.jp/press/2022/08/20220831004/20220831004-d.pdf 伊藤レポート 3.0(SX 版伊藤レポート) https://www.meti.go.jp/press/2022/08/20220831004/20220831004-a.pdf
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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