ユニ・チャームは「DX(デジタルトランスフォーメーション)」導入の主な目的を、新商品の開発、リニューアルや改良点の創造、新規のカテゴリー開発につなげるための顧客インサイトの発見と位置付け、「中国デジタルイノベーションセンター(DIC)での消費者インサイトシステム稼働」や「九州工場スマートファクトリー化」、コロナ禍における対面でのサポートが難しい中、出産や育児の不安をサポートする「オンラインムーニーちゃん学級」、
遠隔地から生活における実際の行動などが観察可能な「デジタルスクラムシステム」、デジタルを活用した新たなビジネスモデルとしての紙おむつ等を提供するサブスクリプションモデル「手ぶら登園」などを提供、経済産業省が定めるDX(デジタルトランスフォーメーシ ョン)認定制度に基づく「DX認定事業者」の認定を取得しています。 知的財産本部では、特許部内に知的財産とデジタルの知識を併せ持つ人材で構成したDXの専門組織「DXグループ」を立ち上げ、2021年には30件以上のデジタル関連特許を公開しているとのことです。たしかに、ユニ・チャームの情報通信関連の公開特許は、2018年には2件だったのが、2019年8件、2020年16件、2021年31件と急速に増加しています。 現場から頼られる存在としての立場を確立してきたユニ・チャームの知財本部は、今後新サービス開発の上流工程から積極的にディスカッションに参加するなどして、顧客への価値提供につながる技術やビジネスモデルを共につくり、それを保護することを目指すということで、さらなる活躍を期待したいと思います。 デジタル技術を特許で守れ、DX専門組織をつくったユニ・チャーム知財 本部の挑戦 2022.02.09 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/06540/ ユニ・チャーム、経済産業省が定める「DX認定事業者」に選定 2022年02月08日 https://www.unicharm.co.jp/ja/company/news/2022/0208-01.html
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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