大和総研の9月7日付レポート「AI技術の進化で変わる知的財産戦略;AI技術の進化が生み出す新たなイノベーションと知的財産戦略」では、IPランドスケープの独自定義が気にはなりますが、AI技術の進化によって知財戦略が大きく変わることは間違いないと思われます。
そして、その流れを積極的に推進するのか、様子を見て後追いするのか、分かれ道がありそうです。 ※大和総研の9月7日付レポートの独自定義では、「IP ランドスケープ」を「知的財産情報を軸として非知的財産情報(市場動向、技術トレンド、個別企業分析、市場シェア、アライアンス情報など)を含めて、経営的な視点で分析を行うこと」と定義しています。 なお、特許庁は、「経営戦略に資する知財情報分析・活用に関する調査研究」(2021年)で、IPランドスケープを「経営戦略又は事業戦略の立案に際し、(1)経営・事業情報に知財情報を取り込んだ分析を実施し、(2)その結果(現状の俯瞰・将来展望等)を経営者・事業責任者と共有すること」と定義しています。 また、IPランドスケープを遂行している事業会社(約70社)で組織されているIPランドスケープ推進協議会は、IPランドスケープを「事業戦略又は経営戦略の立案に際し、①事業・経営情報に知財情報を組み込んだ分析を実施し、その分析結果(現状の俯瞰・将来展望等)を②事業責任者・経営者と共有すること ※ここでの「共有」とは、分析結果を提示することをきっかけに、双方向でのやり取り(各戦略立案検討の議論、分析結果に対するフィードバックなど)が行われることをいう)」(会員規約)と定義しています。 AI 技術の進化で変わる知的財産戦略 AI技術の進化が生み出す新たなイノベーションと知的財産戦略 2023年09月07日 https://www.dir.co.jp/report/consulting/dx/20230907_023978.html 「経営戦略に資する知財情報分析・活用に関する調査研究」について https://www.jpo.go.jp/support/general/chizai-jobobunseki-report.html IP ランドスケープ推進協議会 会員規約 https://ip-edu.org/library/pdf/ipl_kaiinkiyaku210401.pdf
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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