富士通は12日、ESG(環境・社会・企業統治)分野のオンライン説明会で、社内公募による人材登用や中途採用が増えたことで売上高が伸びたとの分析結果を発表しています。2021年3月期と22年3月期を比較すると、売上高の伸びと、社内公募に自ら手を挙げて異動したり中途採用で入社したりした社員が異動者に占める割合の増加に強い相関があったという。営業利益の伸びにもやや相関が見られたとういことです。
「国内外の研究開発人員も増やし、人工知能(AI)や高度なコンピューター技術の開発にも力を入れる。」ということです。 また、10月11日には、川崎工場(川崎市中原区)で研究開発戦略説明会を開催していて、説明会では、AIをはじめとした各研究領域における現在の取り組みが紹介されています。 富士通は「Fujitsu Uvance」において、顧客に新しいソリューション、あるいはDX(デジタルトランスフォーメーション)の最大のパートナーになることを掲げており、Uvanceを支えるキーテクノロジーに「AI」「Data & Security」「Converging Technologies(コンバージングテクノロジーズ)」「Computing(コンピューティング)」「Network」の5つを据えています。マハジャン氏は「当社が確実にグローバルで1位、 2位になれる技術を開発し、お客さまに提供する」と言っています。 AIの研究開発では、AIの適用価値を高めるためにAIプラットフォーム提供、適切な意思決定を支援するフレームワークの提供、安心・安全なAI活用環境の提供を戦略に位置付けていて、適切な意思決定を支援するフレームワークの提供は、生成AIとConmposite AIで対応、生成AIはソフトウェアエンジニアリングやセールス&マーケティング、顧客業務、製品開発、R&Dといった有望領域向けにドメイン特化型生成AIを開発しているようです。 Composite AIは、10月11日にAIイノベーションコンポーネントを自動生成するAI技術の開発を発表、個々のKozuchiユーザーが業務課題を自然言語で入力すればAIが課題の意図を汲み取り、適切な数式表現に自動変換し、顧客業務に特化したAIイノベーションコンポーネントを自動生成する技術で、必要AIを活用するまでに従来は1~2カ月を要していたが、1日に短縮できるというころで、トラブル続きの解消も期待したいところです。 富士通の人的資本経営の取り組みを発表‐キーワードは「適所適材」 2023年10月13日 https://www.excite.co.jp/news/article/Cobs_2674238/ 富士通株式会社 ESG説明会2023/10/12 https://www.youtube.com/watch?v=t6CSPJo1VRI ESG説明会「富士通の人的資本経営について」 https://pr.fujitsu.com/jp/ir/library/presentation/pdf/20231012-01.pdf 質疑応答 https://pr.fujitsu.com/jp/ir/library/presentation/pdf/20231012-02.pdf 富士通「社内の人材流動性高まり増収」 分析結果を公表 2023年10月12日 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC1255T0S3A011C2000000/ 新事業ブランド「Uvance」の強化に向けて、富士通が注力する6つの研究開発分野 2023/10/12 https://news.mynavi.jp/techplus/article/20231012-2791054/ 目次 富士通の研究開発をけん引する3つの観点 AIをはじめとした6つの領域での研究開発を推進 AIではKozuchiを中心とした研究開発 Fujitsu Web3 Acceleration Platformで新たな経済圏を生み出すデジタルテクノロジーと人文・社会科学の掛け合わせ 「富岳LLM」の開発を進めるコンピューティング領域 2026年以降に1000量子ビット超の超伝導量子コンピュータ公開次世代高性能・省電力プロセッサ「FUJITSU-MONAKA」 富士通の次世代プロセッサ「MONAKA」は競合比2倍の電力効率、2027年度に投入 10/12(木) https://news.yahoo.co.jp/articles/ef05593cfdc08fe96d20cbd8c3f6fce3310fac5f 富士通、生成AIで開発効率30倍 1カ月の作業を1日で 2023年10月11日 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC118H10R11C23A0000000/ 2023年10月11日 AIイノベーションコンポーネントを自動生成するAI技術を開発 自然言語で指示するだけで顧客業務に特化したAIを従来の1/20の期間で自動生成 https://pr.fujitsu.com/jp/news/2023/10/11.html 2023年10月10日 富士通株式会社 国立研究開発法人理化学研究所 富士通と理化学研究所、独自の生成AIに基づく創薬技術を開発 電子顕微鏡画像からタンパク質の広範囲な構造変化の予測を実現 https://pr.fujitsu.com/jp/news/2023/10/10-1.html 日経「知財経営ランキング」で12位の富士通 29/7/2023 https://yorozuipsc.com/blog/127895801 知的財産情報の開示 ブリヂストン、KDDI、ソフトバンク、富士通 22/3/2023 https://yorozuipsc.com/blog/-kddi 富士通のIPランドスケープ 17/2/2022 https://yorozuipsc.com/blog/ip2094274 富士通 知財部門が自ら多様なお客様やパートナーとの連携を仕掛け 13/3/2021 https://yorozuipsc.com/blog/8320930 富士通のDIGITAL CO-CREATIONを推進する知財戦略 15/10/2020 https://yorozuipsc.com/blog/digital-co-creation
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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