クラフトビール大手のヤッホーブルーイングは4月27日、対話型人工知能「ChatGPT」の導入を見据えた検証作業を進めると発表しました。
クラフトビールの開発やマーケティングなど幅広い分野で、ChatGPTの活用を検証するとのことです。 こうした取り組みが今後広がるでしょう。 ヤッホーブルーイング、ChatGPT導入へ 開発・マーケなど検証 2023.05.01 https://news.nissyoku.co.jp/news/oka20230427012213886 ChatGPT全社導入に向けた検証プロジェクトを始動 2023-04-27 https://yohobrewing.com/news_release/chatgpt/ クラフトビールのレシピ開発や業務効率化への活用を検証 社内利用ガイドラインの整備へ 株式会社ヤッホーブルーイングでは2023年5月上旬ごろより約1カ月間、ChatGPTの検証プロジェクトを実施します。年内の全社への導入を見据えて、社内有志9名の社員が、クラフトビールの開発・マーケティング・広報・営業・通販・物流・顧客対応など幅広い分野でChatGPTの活用を検証します。 年内の全社導入を見据えて有志9名の社員が集まり幅広い分野で検証 全社からChatGPTの具体的な活用事例のアイデアを持つ社員9名が集まり、約1ヶ月の期間で具体的な活用事例を創出するとともに、ChatGPTの得意・不得意な領域を検証します。現実的な環境検討の元データを収集するとともに、効果的な利用方法のガイドライン整備を行い年内の全社導入を目指します。 検証イメージ 分野 検証アイデア 製造 クラフトビールのレシピ開発サポートと効率化、醸造技術の情報収集、論文要約 マーケティング リサーチや分析の精度とスピード向上、クリエイティブ制作プロセスのアップデート 広報 情報収集の効率化、ニュースリリースや記事作成の効率化、危機管理の検証 営業 営業活動のメンター化、取引先への優良な情報提供 物流 販売計画/流通加工計画などの最適化、倉庫業務改善の情報収集、外国人スタッフ向けの外国語翻訳 通販 EC運営の効率化、ECサイト制作、SEO対策 顧客対応 問い合わせ対応の自動化、メール(テンプレ)やお知らせ文の作成/修正 ChatGPTに入力した情報は学習データに再利用されるため、機密情報の漏洩リスクがあり法人では利用することが難しい状況でした。しかし、GPT-3.5以降から、ChatGPT API経由で送信した情報に限り”学習データとして再利用しない”ように規約が更新されました。今回、ChatGPT APIを利用した法人向けのサードパーティ製(対象製品の開発元・販売元ではない第三者による関連製品)ChatGPTを活用することで、情報漏洩のリスクを最小限に抑えて検証を始めます。
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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