9月27日に行われた山口大学高林客員教授(早稲田大学名誉教授、創英国際特許法律事務所弁護士 高林 龍 氏)企画の知財実務連続講演会第1回「『用途・機能で発明を特定したクレームの権利成立と権利行使の場面での問題点』を視聴しました。
目次は、下記の通りで、米国と日本の機能的クレームの扱いの差、Amgen特許に関する知財高裁の2つの判決の解説、用途限定クレームの問題点などわかりやすい説明でした。 •機能的クレーム ・機能的クレームとは? ・サポート要件(36条6項1号)・明確性要件(同2号)と実施可能要件(36条4項1号) ・権利成立の場面での問題点 ・権利行使の場面での問題点 •用途限定クレーム ・用途限定クレームとは ・新規性(29条1項) ・権利成立の場面での問題点 ・権利行使の場面での問題点 高林客員教授企画の知財実務連続講演会は、2023年度あと3回(全4回)開催されるということです。 https://www.tlo.sangaku.yamaguchi-u.ac.jp/seminar_20230927/ 高林客員教授企画の知財実務連続講演会(第1回) 山口大学国際総合科学部・知的財産センター共催 【日時】2023年9月27日(水)16:10~17:40 【開催方法】オンライン開催(webex) ※申込み後ご招待 【プログラム】 講師 創英国際特許法律事務所 弁護士 高林 龍 氏 テーマ 「用途・機能で発明を特定したクレームの権利成立と権利行使の場面での問題点」 概要 特許請求の範囲を具体的な構成でなく構成が果たす機能で記載した機能的クレームは、従来は機械的発明について用いられることが多かったのですが、近時は抗体等の医薬発明についても用いられることがあり、その権利成立の際のサポート要件や実施可能要件について、あるいは権利成立後の技術的範囲の解釈においても検討すべき点が多いです。また、医薬の用量・用法限定発明や機能性食品の発明などについても権利成立場面や権利行使場面での検討事項が多いです。本講演でこれらの問題をできるだけわかりやすく説明します。 高林客員教授企画の知財実務連続講演会 https://www.tlo.sangaku.yamaguchi-u.ac.jp/wp-content/uploads/2023/09/20230927_seminar.pdf 第2回 日 時:2023年11月9日(木)16:10~17:40講 師:柳田国際法律事務所 宮下 敬聖 氏 テーマ:『意匠法改正と保護対象の変遷』 第3回 日 時:2023年12月6日(水)16:10~17:40講 師:中村合同特許法律事務所 飯田 圭 氏 テーマ:『属地主義と知財権の越境侵害~知財高特判令和5年5月26日〔コメント配信システム事件〕等を題材に~』 第4回 日 時:2024年2月14日(水)16:10~17:40講 師:三村小松法律事務所 三村 量一 氏、中内 康裕 氏 テーマ:『2023年商標法改正〜コンセント制度の導入と氏名商標の要件緩和について〜仮)』
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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