特許庁が2022年に発行した「企業価値向上に資する知的財産活用事例集―無形資産を活用した経営戦略の実践に向けてー」では、20社の事例が紹介されています。
株式会社 ゼンリン サービスやソリューション事業を展開する事例、事業ポートフォリオを転換する事例、デジタルトランスフォーメーションに関する事例、知財ミックス戦略、オープン・クローズ戦略、データ/AIでの知財戦略、知財部門と他部門との連携、IPランドスケープを活用したコミュニケーション、経営層と知財部門との定常的なコミュニケーション、IR資料などでの開示、 の例として取り上げられています。 地図情報の持続的な蓄積を基盤として、社会ニーズにマッチした価値を提供、事業ポートフォリオを転換にIPランドスケープを活用しており、参考になります。 企業価値向上に資する知的財産活用事例集 https://www.jpo.go.jp/support/example/document/chizai_senryaku_2022/all.pdf P40-43 長年の地図情報の持続的な蓄積と更新をベースに、住宅地図をはじめ、自動運転などの様々な応用分野に向けた地図情報の提供を通じて社会に貢献する。日々収集する膨大な情報をデータベースとして管理し、自動運転などで必要となる空間情報を収集してデータ資産を拡張し、これらを通じて同時に蓄積したノウハウを活かして、様々な用途に最適化された地図情報を提供する。 安全運転支援などの高度なモビリティ社会の到来、度重なる災害の発生、訪日外国人観光客の増加など、様々な環境の変化により、地図の利用シーンが多様化しており、将来に向けてより適確な価値の提供を行うため、技術開発や用途開発を推進する。 中長期経営計画 「ZENRIN GROWTH PLAN 2025」 https://www.zenrin.co.jp/company/ir/management/zgp25/index.html わが社の知財活動 株式会社ゼンリン 知財管理 68巻(2018年) / 9号 / 1289頁 http://www.jipa.or.jp/kaiin/kikansi/honbun/2018_09_1289.pdf
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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