3月9日、味の素が、飼料などに使われるアミノ酸「トリプトファン」の特許権を韓国企業「シージェイ チェイルジェダン」社と傘下企業が侵害したとして、損害賠償を求め2016年に米国で起こした訴訟について、韓国企業側が和解金を支払うことで合意したと発表しましたが、ドイツでの訴訟は今回の対象には含まれないということで、まだまだ続くのでしょうか。
一般的に、特許訴訟は時間がかかるといわれており、和解で解決できるのであれば、それが好ましいと思います。 味の素、特許侵害で韓国企業と和解 https://www.sankei.com/article/20220309-F5VMSIBRSNK6BA4YJ7MMP7VWOM/ 飼料用アミノ酸製品の製造方法に関する米国特許権侵害訴訟 CJグループによる和解金支払いにより終結 2022年3月9日 https://topics.ajinomoto.co.jp/assets_topics/pdf/ce430a8594dc001677c921d4fbae9d86.pdf 味の素株式会社(社長:西井 孝明 本社:東京都中央区)および味の素ヘルス・アンド・ニュートリション・ノースアメリカ社(社長:坂本 次郎 本社:米国イリノイ州アイタスカ市)は、飼料用アミノ酸トリプトファン製品を米国に輸入・販売する、韓国のCJ CheilJedang社(シージェイ チェイルジェダン社 CEO:カンシン ホウ 本社:韓国ソウル特別市、以下CJCJ社)およびその傘下企業2社の3社(以下CJグループ)を被告として2016年5月10日(現地時間)にアメリカ国際貿易委員会およびニューヨーク南部連邦地方裁判所に特許権侵害訴訟を提起していましたが、この度、CJグループとの和解条件の合意に至りました。当社はCJ グループより和解金を受領し、これに伴い本訴訟を取り下げます。当社特許権は引き続き有効に存続します。 なお、2016年5月にドイツのデュッセルドルフ地方裁判所において当社が提起した、CJCJ社およびその関連企業に対するトリプトファンの製造方法に関わる特許権侵害訴訟については、今回の和解の対象には含まれておりません。 味の素グループは、100年以上にわたるアミノ酸研究で培った知見と技術を活かし、健康課題解決にさらに貢献できるよう、研究を継続していきます。特許権はじめ知的財産権の侵害はこのような研究の努力を阻害するものと考えており、引き続きその権利を守るため正当な法的保護を求めていく考えです。 味の素/韓国CJグループに、トリプトファンの製法特許侵害訴訟を提起 2016年05月11日 https://www.ryutsuu.biz/strategy/mn6478-4.html 2022年2月17日 味の素のIPランドスケープとCGC改定対応 2022年1月27日 『冷凍餃子の特許合戦!』味の素と大阪王将 2021年6月26日 味の素のデジタル変革(DX) 2021年5月18日 「ガイアの夜明け」冷凍食品の熱い闘い!味の素冷凍食品の開発戦略 2020年9月24日 味の素(株)の知的財産活動
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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