国際知財司法シンポジウム2020~日米欧における知財司法の現在地と課題~が、1月21日(木)午後8時から午後11時40分に、ウェブ会議による開催(インターネットによる同時中継)で行われます。
事例説明の動画(約16分)、(日本の)模擬裁判の動画(約58分)がシンポジウムのHPにアップされていました。 事例説明は、資料、スライドだけよりも、やはり動画があったほうがわかりやすいですね。 (日本の)模擬裁判の動画は、若干実務と異なる部分もありますが、裁判所の審理について理解するには良い動画だと感じます。 https://www.jsip-tokyo.go.jp/index.html 裁判所パートは、20:05-21:45に行われ、パネルディスカッションは二つのテーマです。 ①特許権侵害訴訟における均等論の実情 ②新型コロナウイルス感染症の影響下での裁判運営 モデレーター 知的財産高等裁判所 髙橋 彩裁判官 日弁連知的財産センター 城山康文弁護士 パネリスト 日本 知的財産高等裁判所 大鷹一郎所長 知的財産高等裁判所 熊谷大輔裁判官 弁護士知財ネット 相良由里子弁護士 アメリカ 連邦巡回区控訴裁判所 Sharon Prost長官 イギリス 高等法院 Colin Birss裁判官 ドイツ 連邦通常裁判所 Klaus Bacher裁判官 司会 知的財産高等裁判所 眞鍋美穂子裁判官 模擬裁判の事例、模擬裁判の事例説明スライド、事例説明の動画(約16分)、模擬裁判の動画(約58分)がシンポジウムのHPにアップされています。 https://www.jsip-tokyo.go.jp/program.html 国際知財司法シンポジウム2020 知財高裁・模擬裁判の事例 1 事案の概要 Pony社は,2002年1月11日,中空ゴルフクラブヘッドに関する発明(以下「本件発明」という。)について,特許出願をし,2005年9月30日に設定の登録(登録第20201028号)を受けた(以下「本件特許」といい,その特許権を「本件特許権」という。)。 Donkey社は,2017年4月20日より,業として,スーパーIP2020という商品名のゴルフクラブ(以下「被告製品」という。)を製造し,販売している。 Pony社は,2019年12月12日,特許権侵害訴訟を提起し,被告製品の製造,販売行為は本件特許権を侵害していると主張して,Donkey社に対し,被告製品の製造,販売の差止め,損害賠償として5億円(500万米ドル)の支払を求めた。
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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