パテント誌2022年2月号に「特許庁業務における人工知能技術の活用」(特許庁総務部総務課情報技術調査官 富永泰規氏)が掲載されています。
特許審査実務では、下記4つの取組が、「導入(アジャイル型開発)フェーズ(段階的なシステムリリースと継続的な機能改善,業務の在り方見直し)」のフェーズにおいて検討を進めているとのことです。 1)分類付与(特許分類付与支援) 2)先行技術調査(検索式作成支援) 3)先行技術調査(特許文献のランキング表示) 4)先行技術調査(画像検索技術の特許図面への適用) このうち、4)先行技術調査(画像検索技術の特許図面への適用)については、早期に、特許庁内だけでなく一般にも利用できるようお願いしたいものです。 特許庁業務における人工知能技術の活用 特許庁 総務部総務課情報技術調査官 富永 泰規 https://system.jpaa.or.jp/patent/viewPdf/3948 特許庁では,2016 年度(平成 28 年度)に「人工知能技術を活用した特許行政事務の高度化・効率化実証研究事業」を実施し,アクション・プランを取りまとめ,人工知能技術を活用した業務の高度化への取組を進めてきました。本稿では,本取組について,取組の開始から現在までの経緯について時系列的に振り返り,特許,意匠,商標の実体審査における検討状況,実証研究からアジャイル型開発を用いた継続的な活用可能性検証の取組について紹介するとともに,筆者の私感を含めて,今後の方向性についても考察します。 目次 1.はじめに 2.業務の棚卸しとアクション・プランの策定 3.実証事業の実施と,アクション・プランの改定 4.特許庁における AI 技術の業務適用とアジャイル開発 5.各法域における検討状況 (1) 特許審査実務 (2) 商標審査実務 (3) 意匠審査実務 6.これからの活用の方向性 7.おわりに 審査の質向上と時間短縮を図る特許庁のAI活用法 企業の事業戦略、後押し 2021年06月16日 https://newswitch.jp/p/27637
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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