sare東京大学は、11月25日、学内の知的財産の管理・活用状況をまとめた「東京大学 知的財産報告書2022」(全25頁)を公表しました。
東京大学は、2018年に国内大学では初めて財務情報と非財務情報を組み合わせた「統合報告書」を出していましたが、「知的財産報告書」は今年が初めてで、国内大学でも初めてということです。 東京大学では、2030年度までに東大関連スタートアップ企業を700社創出するという目標を掲げており、「2022年3月までに東大関連スタートアップ企業は478社設立されており、そのうち、東京大学の特許をはじめとした知的財産を活用したスタートアップ企業の累計数(これまでに東京大学の知的財産権を実施許諾等した実績があるスタートアップ企業の累計数)は132社です。また、この132社のうち、2022年3月までに、10社程度が上 場しています。そして上場した企業の上場時の時価総額はいずれも数百億円以上であり、なかには1千億円を超えた企業もあります。」とのことで、「知的財産活動のすそ野を広げつつ、その活動の質を高め知的財産活動のサイクルをより大きく回して、社会貢献を強力に推進」されることを期待しています。 <目次> 東京大学における知的財産権の役割とは? 【特集】ノーベル賞級の研究成果 特許を使って普及、社会実装 (結晶スポンジ法) 1.発明の届出状況 2.特許の出願状況 3-1.特許の活用状況 3-2.特許等の知的財産を活用するスタートアップ企業 4.ソフトウェア著作権等の承継と活用状況 5.知的財産活動から得られる収入の状況 6.知的財産活動による更なる社会貢献に向けて 東大、知的財産活動の開示へ着手 国内大学初 2022年12月10日 https://www.todaishimbun.org/patent_20221210/ 東京大学知的財産報告書 https://www.ducr.u-tokyo.ac.jp/ip/2022IR.html 東京大学 知的財産報告書 活用される東京大学の知的財産 ── 研究成果の社会実装に向けて2022 https://www.ducr.u-tokyo.ac.jp/content/400104425.pdf 東京大学 統合報告書 2022 https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400202060.pdf
0 Comments
Leave a Reply. |
著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
カテゴリー |