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DXの欠如が品質不正の温床 三菱電機品質不正問題

27/10/2022

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三菱電機が10月20日公表した、品質不正問題についての外部調査委員会の最終報告では、煩雑な検査が人手で行われ、不正の温床となってきたことが指摘されています。
また、2022年4月に三菱電機に入社された、三菱電機 常務執行役 CPO(ものづくり担当)、CQO(品質改革推進本部長)の中井良和氏が『「2022年4月に入社してから各製作所を回ったが、やらなくてもいいことにリソースを使っていることが問題の要因になっているのではないかと感じた。従業員は不正をやりたくてやっているのではなく、やらざるを得ない環境下にあっただけだろう。現場の環境整備こそが解決策に他ならない」と強調』されているのが印象的でした。
知財の分野で先進的な取り組みをおこなっている三菱電機です。品質風土・組織風土・ガバナンスの3つの改革の徹底による再発防止を期待しています。
  
三菱電機、DXの欠如が品質不正の温床に 調査委が最終報告  2022.10.24
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00304/102400099/
『三菱電機は10月20日、品質不正問題について、弁護士らでつくる外部調査委員会の最終報告を公表した。1年4カ月にわたる調査で浮き彫りになったのは、煩雑な検査が人手で行われ、不正の温床となってきたことだ。企業に促してきたDX(デジタルトランスフォーメーション)が、社内では欠如していたといえる。』
『デジタル化できるにもかかわらず、多くの現場で人力による作業が残っていた。漆間啓社長は、出荷量の少ない製品を扱う受注生産の製作所や、量産する一部の製作所でも「検査ツールが導入されていないケースがあった。自動化が進まないなかで不正が行われてきた」と語った。鉄道車両部品を生産する伊丹製作所(兵庫県尼崎市)、長崎製作所(長崎県時津町)で見つかった不正は全196件のうち44件に上った。DXが進んでいない現場で不正が多い傾向があった。
三菱電機は検査部門などで21年10月から、従来人力で実施してきた計測と結果入力を自動化させるシステムを順次導入し始めた。23年度上期までに計300億円を投じる。
 顧客と契約した内容に沿って検査の方法などを定めるときに、これまで人が介在してエクセルなどでデータを集計していたが、一元的にシステムで管理できる体制に変更する。品質担当役員は「人手での作業はすべて排除したい」と話した。』
『DXが不十分なために、不正の温床が維持される――。日本の経営者らは改めてDXの重要性について考えるべきだ。』

 
当社における品質不適切行為に関する原因究明及び再発防止等について(総括)
https://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2022/pdf/1020-a1.pdf
 
三菱電機が品質不正の調査を終了、総数197件に上り柵山前会長も課長時代に関与
https://news.yahoo.co.jp/articles/17f15017fb654b7dd523c590ee56c42ed4ca0b56?page=3
三菱電機 常務執行役 CPO(ものづくり担当)、CQO(品質改革推進本部長)の中井良和氏は「2022年4月に入社してから各製作所を回ったが、やらなくてもいいことにリソースを使っていることが問題の要因になっているのではないかと感じた。従業員は不正をやりたくてやっているのではなく、やらざるを得ない環境下にあっただけだろう。現場の環境整備こそが解決策に他ならない」と強調する。

 
三菱電機「オープンテクノロジーバンク」の取り組み
https://yorozuipsc.com/blog/3629233
 
「言ったもん負け」の縦割り文化を「知財」を武器に打破する三菱電機
https://yorozuipsc.com/blog/5193860
 
三菱電機「OPEN TECHNOLOGY BANK」活動開始
https://yorozuipsc.com/blog/open-technology-bank
 
「製造業における共存共栄の関係構築を目指して」(柵山正樹三菱電機株式会社取締役会長)
https://yorozuipsc.com/blog/6159091
 
三菱電機、海外発の特許出願増やす
https://yorozuipsc.com/blog/8238941

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