10月18日に開催された「AI時代の知的財産権検討会(第2回)」では、まず、関連団体ヒアリングで、一般社団法人 日本音楽著作権協会(「生成AIと知財をめぐる懸念・リスクへの対応等について」の意見)、一般社団法人 日本知的財産協会(1.生成AIと知的財産権に対する当会の考え方、2.自然人の発明に対する関与についての当会の考え方)、AI Picasso 株式会社(AIいらすとやの学習と生成について等)のヒアリングが行われました。
次いで、内閣府 知的財産戦略推進事務局から、「本検討会において検討すべき課題について」の修正案「1.基本的視点(修正案)、2.生成AIと知財をめぐる懸念・リスクへの対応等について(検討課題Ⅰ)、3. AI技術の進展を踏まえた発明の保護の在り方について(検討課題Ⅱ)」(資料5)と「第1回検討会における主な意見」(資料6)が報告されました。 さらに、「AI生成物と既存の著作物との同一・類似性に関する実態及び技術を通じた対策の実情」(資料4)がデジタルハリウッド大学大学院 新清士教授から報告されました。 多くの質問がされ、本分野の技術が凄いスピードで進んでいること、それを前提として法的な対応を含む議論を進めなければいけないことなどが話されていました。 まだまだ各委員の考え方などが議論される段階にはないようですが、第3回(2023年11月7日・関係省庁ヒアリング(文化庁・特許庁)・議論、第4回(2023年12月11日・議論(可能であれば)「論点整理」、 2024年1月以降も、検討継続、というスケジュールで議論が深化することを期待しています。 AI時代の知的財産権検討会(第2回) 議事次第 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/ai_kentoukai/gijisidai/dai2/index.html AI時代の知的財産権検討会 11/10/2023 https://yorozuipsc.com/blog/ai1712480 第1回AI時代の知的財産権検討会と意見募集 6/10/2023 https://yorozuipsc.com/blog/1ai
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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