2月4日に行われた『With/After コロナ時代を見据えた知財戦略と人材育成』というKITプロフェッショナルミーティング(オンラインイベント)で行われた、「With/Afterコロナ時代を見据えた知財戦略と人材育成 コロナ禍におけるホンダの取り組み」に関する本田技研工業株式会社知的財産・標準化統括部 統括部長 別所弘和氏の講演を視聴しました。 事業環境の変化をしっかりとらえ、環境の変化に対応する事業戦略、事業戦略の変化に対応する知財戦略、知財戦略に対応する人材、組織体制まで一気通貫したわかりやすい話でした。 https://www.kanazawa-it.ac.jp/tokyo/toranomon/professional-meeting/1208262_2847.html 以下、メモです。 1.With/ After コロナ時代の事業環境の変化技術 第四次産業革命 市場 先進国、新興国の変化、デカップリング 人 ミレニアム世代、Z世代 2.事業環境の変化に対応する事業戦略の変化 コンピテンシーを有効活用できる分野 新たな事業のための既存の資源を使う分野 3.事業戦略の変化に対応する知財戦略の変化 「既存の強みを有効活用できる分野」と 「新たな事業のために資源を使う分野」の両方で競争できるように、以下を実行 自社のコンピテンシーの把握 それらコンピテンシーの統合など再構築の提案 提案のうち社外企業とのアライアンス等の場合の契約などの実行 知財業務の効率化のために“テック”を活用する。 事例1 特許ポートフォリオの維持管理にAIを活用→ 70工数を削減 事例2 アライアンス先探索のためのIPランドスケープ分析ツールK-methodの開発・活用 事例3 行動科学に基づく特許創出手法YG innovation facilitatorの開発・活用 4.知財戦略に必要な人材、組織体制 リベラルアーツの重要性 知財制度及び周辺知識を基礎としてビジネスの理解が高度に求められる。 高い視座と精神的なタフネスさ 知財制度は人為的な制度なので、制度をよりよく変えていくことができる。制度を変えるため、政府が設置する会議体などで発言、発信できる見識を常に養う必 要がある。 人材の育成 エキスパートも管理職も、ともにプロアクティブに行動することを奨励 組織の役割 知財戦略・標準化戦略・事業戦略・研究開発戦略の四位一体
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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