令和5年1月17日(火)に行われた「知財投資・活用戦略の有効な開示及びガバナンスに関する検討会」(第18回)議事次第の事務局説明資料によれば、2月中旬には、昨年しめされた「知財・無形資産ガバナンスガイドラインVer.1」の改訂版として、「知財・無形資産ガバナンスガイドラインVer.2」の案がパブリックコメントにかけられるようです。
事務局資料は、企業は『経営者が自ずから、自社の経営戦略等に応じ、知財・無形資産投資を ①全体戦略や経営改革と繋がるストーリーの中で説明する ②具体的な企業価値向上のKPIとつなげて説明する ③企図する因果パスの中で説明する 等の必要性があるのではないか。』としており、ストーリー(企業変革への道筋:知財・無形資産投資を、全体戦略や経営改革と繋がるストーリーの中に位置付け、キャピタルアロケーションとして、自社の戦略を成立させる重要な要素として示し、Unlock Valueに寄与)、ROIC逆ツリー(繋がり・進捗検証:「アセット」としての知財・無形資産や、それを生み出す「組織能力」と、利益率の向上や企業価値(PER等)の関係を紐づけて示す)、企図する因果パス(ロジック:知財・無形資産による製品・サービスの独自性・優位性・持続可能性について、トラックレコード等も踏まえ、関係性をもって語る)が求められそうです。 「知財投資・活用戦略の有効な開示及びガバナンスに関する検討会」(第18回)事務局説明資料 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/tousi_kentokai/dai18/siryou3.pdf 今後の検討の進め方(現時点の見込み) 第18回(1月17日) 改訂版ガイドラインの方向性、骨子案について 第19回(1月下旬から2月上旬(P)) ガイドラインの改訂案 第20回(2月14日) ガイドラインの改訂案(⇒パブリックコメント)普及促進の取組みについて 第21回(3月下旬(P))ガイドラインの改訂案(パブリックコメント後)
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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