6月2日に行われた、PatentSight Summit 2022「経営の知となるIPコミュニケーション」(日程:6月2日 & 3日、時間:1:30 p.m. - 4:30 p.m.Live Zoom Webinar | 無料、協力:IPランドスケープ推進協議会、知財ガバナンス研究会)の「講演:IPランドスケープにおけるIPコミュニケーション」の部で、株式会社村田製作所 執行役員 知的財産グループ統括部長 兼 同グループ知財企画部部長 谷野 能孝氏の「知財に求められるビジネスを創る力 ~経営企画連携とM&A~」を視聴しました。
元々知財部に配属されたのち、経営企画でM&Aを担当、新規事業推進部で新規事業を担当、そして知財部へ帰任というキャリアからの「知財に求められるビジネスを創る力」という話は、説得力がありました。 自己紹介、 会社紹介 知的財産部社長秘書コンデンサ企画部知的財産部経営企画部新規事業推進部知的財産部年帰任)という多種多様なキャリア 国内外訴訟を含め知財業務のほぼすべてを経験 ベンチャー投資が不得意分野
知財の重要確認項目 知財グループのに対する取組み(によるアライアンス先選定の取組み、への参画と工夫、知財価値算定) ムラタのIPランドスケープ;知財情報&非知財情報を最大限活用し、「未来を読む力」を全社的に底上げして、事業/新規事業創出/経営判断に貢献する。 M&A候補探索の事例 出資時のDDの工夫;出資額の大小(保有株式比率)によりDD項目にメリハリをつけている。 特許価値算定;(1)背景・目的 スタートアップは売上が立っていないことが多く、企業価値の大部分は人財とIP。 特許価値算定 (2) 概要 特許価値算定は以下の2ステップで実施 特許のポートフォリオ全体価値を4つの要素に基づき金額算定 事業視点、知財視点、ライセンス視点で各特許を格付け、全体価値からの各特許へ振り分け
経営企画⇒知財への情報共有 定期的に案件の状況リストを受領、出資 •M&A情報を共有 知財⇒経営企画への情報共有 各事業の知財情報分析 IPランドスケープよるアライアンス先提案 人材交流 知財人材を経営企画に異動、全社視点、経営視点を身につけさせる 村田製作所が「Clarivate Top 100 グローバル・イノベーター 2022」を受賞~「世界の革新的企業トップ100社」に選出~ https://corporate.murata.com/ja-jp/newsroom/news/company/general/2022/0224 【サーミスタ】特許総合力トップ3は村田製作所、三菱マテリアル、TDK https://www.patentresult.co.jp/news/2022/02/thermistor.html
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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