古河電工の知的財産報告書2022がホームページに掲載されました。
2022年10月24日に設立された「知財・無形資産経営者フォーラム」(古河電工の小林社長が副会長)への参画、特許庁長官との意見交換会(2022年12月14日)など最近のトピックスまで含まれています。 古河電工の知財活動の特徴の一つは、収益機会のサステナビリティ指標としてIPランドスケープ実施率を設定していることです。事業強化・新事業創出テーマに対するIPランドスケープ実施率を2021年度17%実績を2025年度に100%にするという目標です。「IPランドスケープ実施率」を指標とすることに関しては、一部のIPランドスケープを推進されている方々から強い批判が出ています。確かに、実施率ではなくその内容が問われなければいけないのですが、「知財は戦略のど真ん中」というスローガンを掲げる社長が牽引しており、「新技術を大切にせよ」と「知的資産への投資を通じた事業の強化と創出」を進めている古河電工においては、「攻めの知財」という考え方を社内に定着させる指標としてはとても良いのではないかと思います。 知的財産報告書2022 - 古河電工 https://www.furukawa.co.jp/rd/ip-report/pdf/ip-report_2022.pdf 目次 1 知財経営推進 1-1. 古河電工グループの知的財産戦略...3 1-2. リスクミニマム:知財リスクマネジメント...4 1-3. チャンスマキシマム:IPランドスケープ...5 取り組み 知的資産による事業の強化と創出...6 2 知的財産活動体制 2-1. 推進体制...10 2-2. 活動拠点...11 取り組み 知的財産教育・表彰制度...12 3 知的財産の分析レポート 3-1. 知的財産ポートフォリオ...13 3-2. サステナビリティ指標(IPランドスケープ実施率)...15 取り組み Competitive Technology Mapによる強みの可視化...16 4 知的資産の活用インタビュー カーボンニュートラルに寄与する新事業創出の取り組み...17 ライフサイエンス事業創出の取り組み...19 5 トピックス ・「知財・無形資産 経営者フォーラム」への参画...21 ・特許庁長官との意見交換会...21 古河電工 知的財産部 https://www.furukawa.co.jp/rd/profile/ip.html 古河電気工業株式会社と意見交換を行いました 2023年1月23日 https://www.jpo.go.jp/news/ugoki/202301/2023012301.html 個人投資家の皆さまへ https://www.furukawa.co.jp/ir/library/seminar/pdf/20221207_pre01.pdf 知財活用、経営者が連携 旭化成やキヤノンなど30社取り組み共有 2022年10月17日 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO65134750U2A011C2TCJ000/ 古河電工グループ 統合報告書2022 - サステナビリティ https://furukawaelectric.disclosure.site/pdf/library/175/ja/FurukawaReport2022_jp_A4.pdf 古河電工グループ 中期経営計画2022~2025(25中計) https://www.furukawa.co.jp/ir/library/mid_briefing/pdf/2022/20220526.pdf 古河電工の知的財産報告書2020 https://yorozuipsc.com/blog/20207239774
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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