8月25日に行われた【オンラインH2Hセミナー】IPランドスケープが変える、「攻め」の経営~技術・知財戦略に期待する、ダイセル新中期経営計画の真意~を聴講しました。
https://jp.ub-speeda.com/event/event20200825.html 知財活⽤という、未来の経営デザインのあり⽅において、新たにIPランドスケープを中期経営計画に据えて、急速に事業改⾰に挑むダイセル社。その要となり、IPランドスケープを推進し、経営全体に知財から変⾰を仕掛けるお⼆⼈に、会社の過去・現在・未来の視点で、実態の苦難や取り組みのリアルを対談形式で、お届けします。 ”知財ソリューション“への挑戦で、以下の知財ソリューション(新たな知財機能)に挑戦中で、IPランドスケープ、ビジネスモデル開発、知財先行取得、知財初テーマ提案&推進中とのこと。 話を聞いた感じ、まだまだ成果にはつながっていないとのことですが、知財の枠を超えた活動になっているようで、楽しみです。 中期計画の中でIPランドスケープという言葉が入っているのは、ダイセルが初めてだそうです。 https://www.daicel.com/news/assets/pdf/20200608-1.pdf P20 事業創出力のページに出てきます。 技術・知的財産 Proactive IPで事業を強く 事業を創出するキープロセスのアンテナ 市場から技術・事業の方向性を解析 IPランドスケープ P23 デジタルトランスフォーメーションのページに出てきます。 新事業創出加速 市場・顧客・知財情報のアンテナ機能強化と技術の融合 CRM、IPランドスケープ、バーチャルラボの構築 ダイセルがIPランドスケープというキーワードを用いたのは株主向けの第154期中間報告書内で、株主向けの資料内で取り上げたのも例がなかったようです。 https://www.daicel.com/data/news/00000799-1.pdf Q.事業創出に向けて、全社一丸となって取り組んでいくという表れですね? A.その通りです。さらに言えば、事業創出本部と他部署との連携にも力を入れます。例えば、知的財産センターとの連携では「IPランドスケープ」と呼ばれる手法を取り入れて、ダイセルグループの技術をさらに活用していきます。ダイセルグループは、3,000件強の特許群を保有していますが、これらを守るだけではなく、「攻めの知財」として、これらの特許群が他社の技術や事業とどのような関係にあるかを解析するとともに、広く特許情報を活用して新たなニーズを掘り起こしていきます。 今後の成果が期待されます。
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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