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​よろず知財コンサルティングのブログ

株式会社明治のIPランドスケープ

21/9/2020

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LexisNexis Virtual IP Conference IP Drives Business Growth (2020年9月16日~18日)の5番手で、株式会社明治 知財戦略部 部長 坂元孝至 氏が「食の未来と食品企業の果たすべき役割 - 食のイノベーション実現に向けた明治における経営と知財との取り組み」というタイトルで、食におけるイノベーションの実現を目指し、特許解析からのIPランドスケープの取組み事例を紹介しました。

俯瞰図の空白領域の解析から、開発部門と協議し、4つの開発テーマ・領域を設定した。経営トップを含めて議論し、開発方向を決定するという、まさにIP Driven business modelの教科書に出てくるような話で、今後の進展を期待します。
 
株式会社明治は、B to Cの総合食品会社で売上高約1兆円、経常利益約800億円。
日本では、ヨーグルト、牛乳、チョコレート、グミ・キャンディ、スポーツドリンク、赤ちゃん用調整粉乳など、トップシェアが多い。海外では出遅れ、グローバル化が喫緊の課題。
 
会社の競争力を特許解析により俯瞰
Patentsight Technology Cluster : コアテクノロジーが端的に表されている。
Valuenex俯瞰分析 : 約3千件の特許の技術ワードを表示させてみると、発酵、チーズは近く、お菓子は離れている。
Patenrsight Patent Score :競合との事業分野ごとの相対的位置づけ明確
特定の分野でCompetitive Impactが低い、この分野でイノベーションをおこせないか?
約3千件の特許の俯瞰分析を行うと原料に近い特許、最終製品に近い特許の間に大きな空白地帯がある。
これを同業他社についてもみると、やはり空白領域には特許がない。
空白領域の特許を見てみると、この空白領域の特許を引用している特許の中に特許スコアが伸びているものがあることがわかった。
均一性、分離、テクスチャー、低カロリー、、、、、。
この領域の開発テーマを設定しようと開発部門と協議し、4つの開発テーマ・領域を設定した。
経営トップを含めて議論、開発方向を決定した。
IP Driven business modelは、食品業界でも可能。
 
 
 

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    萬秀憲

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