2023年3月19日に開催されたものですが、G1サミット2023第7部分科会T「Generative AI~Foundation modelがもたらすインパクト~」の動画が4月28日にYouTubeで公開されました。(約58分)
『河野大臣が考えるGenerativeAI -今後テロリストが入ってきて、テロに使われかねないのではないか。ターミネーターのようにならないか。 -(松尾氏)AI自身がターミネーターにならないよう防ぐ方法はある。』 『日本がこの分野でアクション出来ることは、 -(平野氏)とにかくChatGPTを使って事業を作る。日本人に創造力はある。 -(松尾氏)ChatGPTをどう使いこなしていくかを考える。日本語に責任があるのは我々なので、我々が大規模言語モデルを作っていかなければならない。 -(安宅氏)Generative AIについては、ドラえもんを通してどの国よりも考察してきた。我々はのび太とドラえもんから学ぶときが来ている。』 なるほど、という答えでした。 GLOBIS知見録 チャットGPTは何が凄い?今後、何が起きる?~安宅和人×松尾豊×平野未来×上野山勝也 https://www.youtube.com/watch?v=naKZNta1fSs G1サミット2023 第7部分科会T「Generative AI~Foundation modelがもたらすインパクト~」 (2023年3月19日開催/北海道ルスツリゾート) 2022年後半からのGenerative AIの熱狂は凄まじい。対話型でテキストを生成する「ChatGPT」は史上最速でアクティブユーザー1億人に達し、より質の高い画像が生成できる「Stable Diffusion」など、創造性に優れたジェネレーティブAIが次々と登場している。こうした新たなテクノロジーはこれから世界をどう変えていくのか?最新のテクノロジーが変えていくこれからの時代を先読みする。(肩書きは2023年3月19日登壇当時のもの) 安宅 和人(慶應義塾大学 環境情報学部教授/Zホールディングス株式会社 シニアストラテジスト) 平野 未来(株式会社シナモン 代表取締役Co-CEO) 松尾 豊(東京大学大学院工学系研究科 教授) 上野山 勝也(株式会社PKSHA Technology 代表取締役) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 00:00 オープニング 00:21 今がAIにおいてどのようなタイミングなのか -(上野山氏)明らかに去年までとは違う。 01:40 ChatGPT、GPT4は何がどれだけすごいのか? -(安宅氏)人類のほとんどの人を超えた何かが今、生まれている。自分の専門分野以外では勝てない。 03:37 GPT4はどうすごいのか?の実演(平野氏) 05:12 (GPT4の実演を見ながら)何が起こっているのかを技術的に解説 -(松尾氏)次の単語は何かを学習させているだけ。もはや言語を超えている。どこまで学習されているのかもわかっていない。 08:40 GenerativeAIの登場によって、何が変わる?産業の影響は?人はどう変わる必要があるか? -(安宅氏)ホワイトカラーの仕事は激変する。落合陽一氏と話していた、ミドルマネジメントがいなくなる。 -AIは心のステータスが高く、解脱している。 12:58 GenerativeAIの登場によって、産業界はどう変わる? -(平野氏)Will(意思)があるかどうかと権威付けが大事。我々の仕事はほとんどはコミュニケーションだった。 15:40 ソフトウェアに意思がない、というのは本当? -(松尾氏)正直分からない。人間の役割がなぜAIに出来ないのか・・。感情のシミュレートはかなり上手。 -(安宅氏)映画「her/世界でひとつの彼女」で見たようなことが、いつ起きてもおかしくない。 18:39 アクションを自律的にしたり、振る舞いをしたり、現実世界へのフィードバックをする進化はある? -(松尾氏)短期的には、手なずけるのは難しい。ブラウザの操作が出来れば何でもできるようになる。これが出来るようになるかどうかが、分岐点になる。 22:16 少し前に話題になっていたTwitter -(上野山氏)ChatGPTに100万円の予算与えて、目的を設定し、人間に指示を出せ、と命令して、実際にそれで動いている人たちがいる。 -(安宅氏)オフィスの中で機械同士が話すのを見守る人ばかりの未来が思い浮かぶ。 23:04 Microsoftが出した「The Future of Work With AI」が衝撃的(上野山氏) -(安宅氏)つまらないことを言うために存在しているのではない、と確認するために使うと、ChatGPTは有益。 25:25 世界において、GenerativeAIはどうあるべきか -(平野氏)資本主義そのものが変わる。価値があるものを創ることに、経済価値が生まれる。災害の対処の仕方が変わる。 29:45 グリー田中氏が考えるGenerativeAI -AIが自動生成するグラビアがあり、それを使ってグラビア写真集を売っている人がいる。AIを使ったマネタイズ。 -(松尾氏)コンテンツ作成のコストが激安になる。対抗措置もとられ、いたちごっこになる 32:14 河野大臣が考えるGenerativeAI -今後テロリストが入ってきて、テロに使われかねないのではないか。ターミネーターのようにならないか。 -(松尾氏)AI自身がターミネーターにならないよう防ぐ方法はある。 35:50 國光氏が考えるGenerativeAI -オープンソースかすべきかすべきでないか、すべきでない場合はGAFAが圧勝して、搾取され続けるリスクがあるのではないか。 -(安宅氏)リスクがあるが、それはクラウドの時に議論すべきテーマだったのではないか。 -(松尾氏)大規模言語モデルは簡単に作れる。日本として中程度のものは作るべきではないか。 39:53 平議員が考えるGenerativeAI -AIを使ってどう社会問題を解決するか。政府は何をすべきか、何をやらないべきか。 -(松尾氏)GPUを買い、若い技術者に開放する。開発をやろうとすると選定が大変なので、やらない方が良い。 -(安宅氏)ある程度のLLM(大規模言語モデル)を作る能力を持つべき。複数の船頭ではうまくいかない。 44:18 広大なイノベーションのGenerativeAIは社会にとってどうあるべきか。 -(松尾氏)イノベーションが生まれていないのは国も一緒。ChatGPTを使ったソリューションが出来ると、イノベーションが起きる。 -(上野山氏)世の中で起きている問題のほとんどは、未来から見るとコミュニケーションしかない可能性があるのではないか。 -(安宅氏)人が感じるということが価値。AIグラビアより本物が良い。フェラーリぽいものよりフェラーリの方が良い。AIが書いたものを話しても良い。「話しても良い」と思った事実が大事。 48:04 会場からの質問 50:34 企業と教育、それぞれとやるべきことは -(安宅氏)教育が一番心配。根本的な変容が必要。企業も同様。 52:52 会場からの質問 54:03 日本がこの分野でアクション出来ること -(平野氏)とにかくChatGPTを使って事業を作る。日本人に創造力はある。 -(松尾氏)ChatGPTをどう使いこなしていくかを考える。日本語に責任があるのは我々なので、我々が大規模言語モデルを作っていかなければならない。 -(安宅氏)Generative AIについては、ドラえもんを通してどの国よりも考察してきた。我々はのび太とドラえもんから学ぶときが来ている。
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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