リーガルテックの子会社のTokkyo.Ai株式会社が提供している「プライベート特許検索®」は、企業の戦略と直結するセンシティブなデータである特許調査の履歴を社外に出さない、専用のプライベート環境で特許の生成・検索・分析を行うことができるツールですが、2023年9月に生成AI(GPT3.5)の機能を追加し、ChatGPT APIを活用した特許明細書の作成支援ツールとしてアップデートしたということです。
特許明細書の自動生成機能には、OpenAIのGPT-3.5を基盤としていて、生成AIは、ユーザーからの簡単な入力(例︓「新しい太陽電池技術に関する特許明細書を作成してください」)を元に、関連する技術的内容や用語を組み込んだ特許明細書を自動生成し、生成過程では、技術的背景、産業上の利用可能性、請求項などのセクションによって構築され、選択した項目に従って明細書の文案が出力されるとのことです。 また、AI SamuraiもChatGPTの機能を組み合わせることで、より高品質な特許⽂書作成を可能にし、ChatGPT搭載の新製品『AI Samuri ONE』が2023年10月1日発売されるとのことです。 これら以外にも、9月13日からの特許情報フェア2023では、ChatGPTなどの生成AIを活用した各種の特許関連ツールが発表されます。 特許出願、生成AIで書類作成をサポート AOS系 2023年9月7日 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC0621U0W3A900C2000000/ AOSテクノロジーズ(東京・港)傘下のリーガルテック(同)は特許の出願に必要な書類作成を生成AI(人工知能)で支援するサービスを始めた。発明に関する語句や短文を入力すると、書類の形式に沿った文書が自動で生成される。出願にかかるコストを下げ、中小企業の知的財産保護につなげる。 リーガルテックの子会社が提供している特許検索エンジン「プライベート特許検索」に、生成AIによるテキスト作成の機能を新設した。米オープンAIの大規模言語モデル(LLM)「GPT-3.5」を基盤としている。情報漏洩を防ぐため、利用企業が新たに入力する内容は学習には使われない。 Tokkyo.Ai社、ChatGPT APIを活用した特許出願のための特許明細書と請求範囲のTokkyo生成AI(旧TokkyoGPT)を公開~AI類似特許検索に加えて特許出願の生産性を飛躍的に向上~ リーガルテック株式会社 2023年9月6日 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000138.000042056.html CHATGPT搭載の新製品『AI SAMURI ONE』リリース 23/8/2023 https://yorozuipsc.com/blog/chatgptai-samuri-one
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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