本ブログ3月28日にも取り上げました京都大学本庶佑特別教授が、抗PD-1抗体「オプジーボ」の特許使用料を巡り小野薬品工業に約226億円の支払いを求める訴訟を大阪地裁に起こした裁判の進捗があったようです。
6月11日、ウェブ会議形式で行われ、9月に本庶氏の本人尋問と小野薬品の相良暁社長の証人尋問による口頭弁論を行う方向で調整することになったとのこと。 裁判所から和解を検討する方向で打診があったものの、双方がこのタイミングでの和解は困難との結論に至り、通常の訴訟手続きを進めることになったのが、今年の4月27日、小野薬品工業の相良暁社長は、6月17日大阪市内のホテルで開かれた定時株主総会で、和解の可能性について問われると「現在のところ、和解の可能性は低いと考えているが、条件によっては慎重に検討してまいりたい」と述べたということです。 簡単に和解に応じると株主から追求されるということもあるでしょうが、早い決着を望みんでいます。 小野・相良社長、オノアクト贈賄事件で謝罪 株主総会、オプジーボ再算定・特許使用料訴訟への理解も求める 2021/6/18 https://nk.jiho.jp/article/162424 オプジーボ特許使用料訴訟、本庶・相良両氏が出廷へ 9月に口頭弁論で調整 2021/6/14 https://nk.jiho.jp/article/162276 オプジーボ特許使用料訴訟、裁判所が和解打診も不調 本庶氏・小野薬品とも「このタイミングでは困難」 2021/4/28 https://nk.jiho.jp/article/161028 3月28日 本庶佑特別教授「新発見の価値~研究の対価を問う理由~」 https://yorozuipsc.com/blog/4173713
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著者萬秀憲 アーカイブ
June 2023
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