2021年4月に発足した「知財ガバナンス研究会」は、日本企業が知財ガバナンスを的確に実践するために、企業の知財部門責任者をメンバーとして、政府機関や報道機関、大学、弁護士、会計士、弁理士や知財サービス提供企業等の方々を「チーム知財」として集結し、知財ガバナンスに向けた具体的な取組みや、実践方法等について分析・検討や相互の情報交換を行うための研究組織です。
コロナ禍で発足したため、リアル開催できない状態が続いていましたが、有志によるリアル研修会が企画され、100名以上が参加するリアル研修会となりました。 知財ガバナンス研究会幹事の菊地 修氏(HRガバナンス・リーダーズ株式会社フェロー、元ナブテスコ株式会社 理事 技術本部知的財産部長兼R&Dセンター長)による講演「これまでの知財人生を振り返り、知財ガバナンスへの想いを語る」を基に、28テーブルに分かれてグループディスカッションを行い、その後、全体で自己紹介、グループ発表を行いました。そして、情報交換会(懇親会)となり、会員間の交流が行われました。 知財ガバナンスに積極的にかかわっている企業の方、関係機関(アドバイザー・サポーター)の方がリアルの場で交流できたのはとても良かったと思います。幹事の方々ご苦労様でした。 まだ入会されていない企業の方、知財コンサルティング、情報サービス会社等の方、弁護士・弁理士・会計士等の事務所の方、ぜひ入会をご検討ください。 知財ガバナンス研究会 https://www.hrgl.jp/service/ipgovernance/ 企業のサステイナブル経営の一環として、コーポレートガバナンス・コード(CGC)に定められた、知財投資の重要性に鑑み、その実効性を取締役会等で監督することや、知財情報を非財務情報として開示等する取り組みを、「知財ガバナンス」と定義し、各企業がこの知財ガバナンスに対して高い水準で取り組んでいくために、以下のテーマについて、メンバー相互による情報交換を行い、その実効性を高める研究活動を行っています。 1.知財ガバナンスに関する政府や投資家の動向や情報の確認 2.知財ガバナンス実行内容に関する研究(メンバーによる情報共有、検討) (1)知財投資の重要性と経営資源の配分の在り方 (2)知財投資に対する取締役会での監督の在り方 (3)知的財産への投資に関する、自社の経営戦略・経営課題との整合性を意識した具体的な情報提供の在り方 3.日本企業の知財ガバナンスの実行状況調査による上記在り方の検討 4.その他 知財ガバナンス等に関する情報共有や人的交流 「知財投資・活用戦略の開示・発信の在り方や社内におけるガバナンスの在り方等について深堀をしたガイドライン」に対する「知財ガバナンス研究会」の期待と要望等について https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/tousi_kentokai/dai2/siryou4.pdf CGC 改訂後の「知財・無形資産」情報開示 最新状況調査 JPX400 のコーポレートガバナンス報告書での記載内容を分析 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/tousi_kentokai/dai11/siryou5.pdf
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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