第一工業製薬は、「研究努力」が「品質第一」と「原価逓減」を実現する原動力であり技術は成長の源とした「工業用薬剤の首位」の化学素材メーカーで、独自性、ユニークさで評価される企業、ユニ・トップになろうと、技術、製品の開発に取り組んでおり、2018年にはライフサイエンス分野に本格的に参入しました。(売上高 65,081百万円)
第一工業製薬の知的財産戦略は、『将来の事業展開を考慮し、研究開発成果に基づく迅速な知的財産権の出願および権利化を積極的に推進しています。最近では、情報検索機能を充実させ、特許の質の向上にも注力しています。今後も、事業のグローバル化に対応し、国内外の重要市場について確実に権利取得を行う方針を継続しています。』 『研究開発の成果は無形資産として蓄積しています。(株)パテント・リザルトが提供するパテントスコア®を用いた結果によれば、DKSグループの特許価値は継続的に上昇しており、技術の価値が向上しているといえます。また、同業他社と比較すると、特許件数は及ばないものの、特許価値は上回っています。このように、ユニトップな技術開発を継続し、顧客志向により技術力利益につなげていきます。』としています。 また、サステナブルの取り組みについては、『外部機関が提供する特許分析ツール LexisNexis®PatentSight®を用いてDKSグループが保有する特許を解析した結果、半数以上がSDGsと関連していました。技術的価値も高いことが明らかとなっています。今後も同ツールを用いた解析により、研究開発活動とSDGsの関連をモニタリングしていきます。DKSグループの特許はSDGs9、12、13への貢献が高いことが特徴です。これは電池技術を中心とした高い技術力により実現されています。また、SDGs関連技術を多く保有しており、すべての目標に対して同業他社と比較して同等またはそれ以上の優れた技術力を有しています。』としています。 2022年の統合報告書では、知的財産に関する記述は、『知的財産戦略の推進 将来の事業展開を考慮し、研究開発成果に基づく迅速な知的財産権の出願および権利化を積極的に推進しています。最近では、情報検索機能を充実させ、特許の質の向上にも注力しています。今後も、事業のグローバル化に対応し、国内外の重要市場について確実に権利取得を行う方針を継続します。』という記載のみでしたが、2023年の統合報告書では2ページに記述が拡大していることも特徴です。 統合報告書(DKSレポート2023)2023/10/02 https://www.dks-web.co.jp/rc_pdf/rc2023m.pdf DKSの知的財産戦略 P.30 研究開発の成果は無形資産として蓄積しています。(株)パテント・リザルトが提供するパテントスコア®を用いた結果によれば、DKSグループの特許価値は継続的に上昇しており、 技術の価値が向上しているといえます。また、同業他社と比較すると、特許件数は及ばないものの、特許価値は上回っています。このように、ユニトップな技術開発を継続し、顧客志向により技術力利益につなげていきます。 DKSグループの特許の価値 国内同業他社5社の特許の価値(平均) 特許新規登録件数(グループ) ポートフォリオ別 保有特許件数 国内特許出願件数(直近5年間) 研究開発投資 P.30 研究開発費 研究人員 サステナブルの取り組み P.31 DKSグループのSDGs関連特許 SDGs関連特許の割合 SDGs関連特許の技術的価値 コーポレート・ガバナンス報告書 2023/06/23 https://www2.jpx.co.jp/disc/44610/140120220615579818.pdf 【補充原則3-1-3 サステナビリティにつていの取り組み、人的資本や知的財産への投資等】 (知的財産) 当社にとって技術は重要な知的資本であり、持続的成長や経営戦略を支える重要な基盤です。将来の事業展開のために、研究開発成果に基づく知的財産権の出願および権利化を積極的に推進し、「こたえる、化学。」を追求しています。また、社会課題である脱炭素、気候変動などの解決にも取り組んでまいります。 ・知的財産戦略 将来の事業展開を考慮し、研究開発成果に基づく迅速な知的財産権の出願および権利化を積極的に推進しています。最近では、情報検索機能を充実させ、特許の質の向上にも注力しています。今後も、事業のグローバル化に対応し、国内外の重要市場について確実に権利取得を行う方針を継続しています。 第一工業製薬(DKS)グループの価値創造プロセス 30/7/2022 https://yorozuipsc.com/blog/dks
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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