国際知財司法シンポジウム2021における講演「審判の最新状況」(特許庁 桂 正憲 審判部長 )の動画が公開されており、約20分で審判の最新の状況がわかりやすく説明されています。
https://www.youtube.com/watch?v=8nZmYe8dkJQ 講演の時のスライドは英文ですが、下記の資料は同じものの日本文です。 https://www.jpo.go.jp/news/kokusai/seminar/document/chizaishihou-2021/30-01.pdf ◼審判の役割とコロナ禍での対応 審判の役割 審判の位置づけ 審決の適時性(特許庁の実施庁目標(審判関係)) 拒絶査定不服審判・無効審判 請求件数の動向 異議申立て・取消審判 請求件数の動向 コロナ禍における審判事件の審理 口頭審理における当事者の出頭のオンライン化 特許権の訂正や放棄等における通常実施権者の承諾不要化 ◼知財紛争のグローバル化 急速に浸透するIoTと標準必須特許の増加 IoT時代の標準必須特許ライセンス交渉における課題 標準必須特許を巡る世界の紛争 侵害訴訟と無効審判が同時に提起された場合(ダブルトラック) ダブルトラックの分析(2015年~2020年) 標準必須性に係る判断のための判定 ◼国際分野の取組 ユーザーへの普及活動(審判制度ハンドブック) ユーザーの利便性向上(審決英訳の外部発信) 審判分野の国際交流 国際知財司法シンポジウム ◼日本でのAI, IoT関連発明の進歩性 日本でのAI,IoT関連発明の進歩性 AI関連技術等の発明についても同様の判断 進歩性が否定される方向に働く要素と、進歩性が肯定される方向に働く要素を、総合的に評価する。 進歩性が否定される方向に働く要素 進歩性が肯定される方向に働く要素 日本でのAI,IoT関連発明の進歩性 審決における具体例 従来人間がおこなっていた加工条件の各種パラメータの調整を、単に「機械学習により行う」とするのみで、機械学習の具体的内容を特定しない発明について、進歩性が否定されたもの。
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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