三菱電機の「オープンテクノロジーバンク構想」は、保有する膨大な特許などの技術資産を環境や脱炭素、モーターなどのキーワード別に分かりやすく分類整理した上で、21年度中に専用ウェブサイトを立ち上げ、社内外から誰でも閲覧できるようにし、知財を起点に社内および社外との連携を加速していくとのこと。今秋にも開設されるとの情報もあり、楽しみです。
三菱電機の知財戦略は、事業DXに資する出願活動、社外連携の加速、海外開発・出願の強化が3本柱で、中期経営計画では、知的財産および標準化戦略について次のように説明しています。 「今後は、ますます重要になるAIやソリューション関連の知的財産権の取得強化を進めるとともに、当社の技術資産を起点に、さらなる社外連携の強化につなげる。所有する知的財産を分類し、ライセンス対象となる特許を抽出。それらを積極的にライセンス展開することで、オープンイノベーションの機会を創出していくほか、ミッシングパーツを明確化することで、ライセンスインや共同開発による技術補完で事業拡大を図る。そして、事業戦略、研究開発戦略、知財/標準化戦略を整合させた三位一体の経営を推進する」 知財戦略最前線(19)三菱電機、オープンイノベーション2021/6/7 https://www.nikkan.co.jp/articles/view/600870 三菱電機の新経営計画、メリハリ投資で全社牽引するグローバルトップ事業を 2021/06/04 https://news.mynavi.jp/article/newsinsight-103/ 三菱電機の経営戦略 https://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2021/pdf/0603-a1.pdf 三菱電機、保有技術のサイト開設 他社と連携狙う 2021/5/16 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC283NP0Y1A420C2000000/ 企業研究/三菱電機(6)社内オープン化で死の谷越える https://www.nikkan.co.jp/articles/view/589315?isReadConfirmed=true
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著者萬秀憲 アーカイブ
June 2023
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