海外売り上げが7割を占めるグローバル企業である横河電機が目指しているのは、従来の製造業から「ワールドクラスのソリューション・サービスカンパニー」に生まれ変わること。脱・物売り、「製造DX as a Service」で、もともと得意な工場やプラントのOT(オペレーショナルテクノロジー、機器の制御・運用技術)を、現在はOTとITを統合(OT/ITコンバージェンス)しようとしています。
また、マーケティングによる企業文化の変革を進め、知財活動においてはマーケティング本部内に知財部門を配置し、ブランド、R&D、マーケティングの各部門と密接な議論を行いながら、知財部門、研究開発部門、事業部門が三位一体となった活動を推進しています。 注目の会社のひとつです。 脱・物売り、横河電機が「製造DX as a Service」で目指す未来のビジネス デジタルで一変するプラントオペレーション、製造業の変革を後押し 2023.10.13 https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/77190 中計、新規事業開拓、R&D、M&Aも「マーケティング」とする横河電機の狙い 嵐のような市場変化を乗り切るには「マーケティング×DX」が不可欠 2023.10.6 https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/77275 コーポレート機能の変革から着手する両利きの経営──飛び地の新規事業の生存戦略、R&Dや知財経営とは? 2023/09/07 https://bizzine.jp/article/detail/9484 横河電機が推進するデジタル営業&マーケティングとストーリー・ブランディング【イベントレポート】 2023.08.18 https://growth-marketing.jp/seminar/globalized2023-b2b-yokogawa/ 知財とデザインの一体型組織が「課題を掘り起こす力」を資産に変える 変貌するデザイン組織 #8 横河電機 知的財産・デザインセンター 2023.6.9 https://diamond.jp/articles/-/324032 オープンイノベーション推進企業として知財功労賞の「特許庁長官表彰」を受賞 2023年4月11日 https://www.yokogawa.co.jp/news/press-releases/2023/2023-04-11-ja/ 企業価値向上に資する知的財産活用事例集―無形資産を活用した経営戦略の実践に向けてー 特許庁 2022(横河電機株式会社マーケティング本部 阿部剛士本部長が委員のひとり) https://www.jpo.go.jp/support/example/document/chizai_senryaku_2022/all.pdf P96- 101 横河電機 企業文化の変革により測る力とつなぐ力で、地球の未来に責任を果たす 横河電機株式会社は、石油・ガス・化学などの様々なプラント設備の制御・運転監視システムを中心に事業を展開しており、近年はそのDX化を推進するとともに、将来の自律型プラントを目指し、最新のセンサー技術やAI技術を活用した開発を推進する。また、同社は売上の70%をハイドロカーボン産業に依存しており、温室効果ガスに関わる企業というイメージがあるが、2017年にSDGs貢献を宣言し、脱炭素社会へ寄与する企業としての事業展開を目指している。特に、スマートマニファクチャリングと、プラント操業の自動化から自律化(IA2IA)により、SoS(System of Systems)の概念にのっとり、単に一企業の単位ではなく、社会全体の共生エコシステム実現を目指している。さらに現コア事業に加えてバイオロジー分野での新たな事業展開を始めており、2021年にはバイオマス産業への参入のための横河バイオフロンティア(個社)を立ち上げた。さらに、創薬産業分野への展開も検討している。 これらの新たな挑戦の中で、同社はプロダクトアウト型ビジネスからの脱皮を図るため、マーケティングによる企業文化の変革を進め、知財活動においてはマーケティング本部内に知財部門を配置し、ブランド、R&D、マーケティングの各部門と密接な議論を行いながら、知財部門、研究開発部門、事業部門が三位一体となった活動を推進する。 横河電機の知財戦略 https://yorozuipsc.com/blog/2124077
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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