10月26日に開催された株式会社RWSグループ主催、株式会社イーパテント 代表取締役社長/知財情報コンサルタント 野崎 篤志 氏が講師の「コーポレートガバナンスコード改定による知的財産情報発信のあり方-知財情報分析の観点から-」と題したオンラインセミナーを主にアーカイブ動画で視聴しました。
https://ip.rws.com/ja-jp/seminar_20211026 今回のセミナーでは、2021年6月に金融庁より発表されたコーポレートガバナンスコード(CGC)改定版における知財投資に関する情報開示についてどのように取り組んでいくべきか、具体的な事例を基に、様々な提案が行われていました。 資料は参考資料を含め127頁に及び、予定を大幅に超過した約2時間半の大熱演でした。 各社のコーポレートガバナンス報告書の分析例から、今年12月(正確には社内協議・承認もあるので11月中旬~下旬)までに対応しなければいけない改訂版CGCに対応したコーポレートガバナンス報告書の提出については、コーポレートガバナンス報告書に「知的財産への投資」について記載するスペースはあまりないこと、Complyの場合自社の知的財産への投資を客観評価するデータを掲載概要のみを記載し、ウェブサイトや統合報告書・知財報告書へ誘導する。Explainの場合は、「人的資本や知的財産への投資等についての情報開示につきましては、検討を進めてまいります。」で良い。政府はExplainで良いと言っている。 来年度に向けては、年末に開示される「ガイドライン」にしたがって準備を進める、 Comply:いつ、どの媒体を用いて、誰に、何をどこまで開示するのかを検討・準備 Explain:Explainの理由の明確化 中長期的には、 知的財産“権”中心主義からの脱却 事業・ビジネスを強くするための知的財産から無形資産(人的資本含む)へ という話でした。 実務的にも参考になりました。 https://www.rws-group.co.jp/seminar_information/
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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