知的財産法政策学研究 (67) 1-63 2023年3月 に掲載された『商標の「藪」を乗り越えるために~企業内実務者視点からの一試論』(藤野 忠 弁護士 )は、2022年度 北海道大学サマーセミナー「最新の知的財産訴訟における実務的課題―著作権・不正競争・意匠・商標編―」(2022年8月28日)において、「企業内実務者のための商標法講義~応用的論点を中心に」と題して行われた講演の内容を元にまとめられたもので、藤野 忠 弁護士の実務を通しての現実と理想のギャップからの「本音」を交えた話が書かれています。
1 はじめに 2 商標をめぐる理想のプラクティスと企業内における現実
識別力・独占適応性を欠く登録商標に対する無効審判 使用者側からアクションを起こすことのハードルの高さ 2. 審査運用の変化に期待するアプローチ 商標法4条1項11号にかかる審査を緩やかにするアプローチ 商標法3条1項の識別力・独占適応性にかかる審査を厳格にするアプローチ 3. 商標の「使用」にかかる解釈の活用で対応するアプローチ 商標法26条の趣旨 商標法26条1項2号、3号が活用された事例 法26条1項6号又は「商標的使用の法理」が活用された事例 4. その他のアプローチ 商標の類否判断により処理された事例 権利濫用の抗弁が用いられた事例 ここまでのまとめと内なる課題 立法論としての「識別力喪失商標の取消制度」 4 これからの企業内実務者の役割とは? 商標の「藪」を乗り越えるために ~企業内実務者視点からの一試論 西早稲田総合法律事務所 藤野 忠 代表弁護士 知的財産法政策学研究 Vol.67, P1 (2023) https://www.juris.hokudai.ac.jp/riilp/wp-content/uploads/2023/03/6d03da918bf65a90aca64f0dbed5b6d4.pdf 法務キャリアの多様なロールモデルを知ろう 第2回 vol.1 藤野忠 - 「専門家」を超えた実務者たれ - 企業内法務に必要なマインドとスキルとは https://www.businesslawyers.jp/articles/1077
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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