日本知財学会2020年度秋季シンポジウム「SDGsはサーキュラーエコノミーの一里塚~循環経済の衝撃に知財はどう対応すべきか~」(11月13日) で、NPO法人産学連携推進機構理事長妹尾堅一郎氏の【基調講演・問題提起】「SDGsはサーキュラーエコノミーへの一里塚〜消費主導経済の終焉とサーキュラーエコノミーの台頭」を興味深く拝見しました。
昭和の時代(「モノを売る時代 モノが売れる時代」って思うなよ!)と令和の時代の対比の比喩、いかにも妹尾先生らしい対比ですが、そのとおりですね。 「昭和」は消費主導経済を前提としたリニアエコノミー そんな消費主導経済に 2つの大問題 前門の虎 資源枯渇 人口の急増により2050年には地球2個分の資源が必要!! 後門の狼 環境汚染 資源枯渇と環境汚染がサーキュラーエコノミー(CE)台頭の背景 線形経済から循環経済へ 2030年SDGs 2050年CE 消費主導経済の終焉 リニアエコノミーからCEへの転換 動脈経済のみならず 静脈経済も含めた 循環経済へ ビジネスモデルの大胆な転換 ・サービスサブスクリプションによる長期継続利用 ・製造業のサービス化 ・製品寿命から‘製品健康寿命’へ延伸志向 再生可能製品(予めリュース可能に、予めリサイクル可能に) 捨てるところまで配慮した製造販売 モノづくり・モノ売りから ⇒モノづくり・モノ使わせ・モノづくり・モノ使いへ (1)当面の「3Rの脱構築」をとうするのか? (2)どうやって「3R経済」から「循環経済へ移行するのか? (3) CEに向かうピジネスモデル、CEにおけるピジネスモデルをどうデザインするのか? (4)知財マネジメントは何を寄与できるのか? 消費者側の評価軸が変わる 顧客を社会的加害者にしない! 顧客に後ろめたい思いをさせない! 次の世代に負の遺産を残さない! Respect or Reject では、とうすれば良いのか? 資料は下記にアップされています。 https://www.ipaj.org/symposium/2020/pdfs/senoh_20201113.pdf https://www.ipaj.org/symposium/2020/2020_symposium.html
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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