日経「知財経営ランキング」で19位の東洋紡は、パテントリザルトの繊維・紙・パルプ業界の他社牽制力ランキング2022で2位、特許資産規模ランキングで2位です。
「パテントサイト」での分析では、「繊維」分野の特許の比率が大幅に下がり、「化学」分野の特許の比率が増えていることがわかり、特許の分類を生かした分析は構造改革が進んでいることを裏付けているということです。 素材・化学、しぶとさの理由 逆風を乗り越える「攻め」の特許戦略 東洋紡、特許も示す「脱・繊維」 2023.7.14 https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/special/01494/?P=5 東洋紡は特許を生かしたイノベーションを進めているが、事業分野によっては優れた技術や特許を生かし切れていないジレンマがあった。そこで、新たな戦略にかじを切る。 4月、三菱商事と共同で設立した東洋紡エムシー(大阪市)が事業を開始し、機能素材事業が移った。同事業の売上高は1000億円ほどだったが、新会社では三菱商事のネットワークを活用しながら30年度に2500億円に拡大する計画だ。 新会社は同事業部門内での開発を引き継ぎ、関連する知財部門の担当者も移った。研究開発では今後も東洋紡の総合研究所が大きな役割を果たすほか、東洋紡と新会社に共通した技術もある。機動力を持って事業拡大するには知財部門の連携が重要になる。「知財部門は頻繁に話し合い、シームレスに業務を進めている」(東洋紡の伊藤勝也執行役員)と話す。 知的財産について https://www.toyobo.co.jp/rd/intellectual/ 知的財産活動 知的財産活動については、サステナビリティ委員会のもとに設置された知的財産委員会で年1回報告を行い審議され、全社方針との整合性を確認しながら進めています。 知的財産部は、事業部門や研究・開発部門と連携し知的財産活動を行っています。各部署に知財リエゾンパーソンを配置し、知的財産活動の実効性を高めています。特許検討会や、デザインレビューに連動したパテントレビューの実施により、自社特許の強化と他社特許の尊重を行っています。 知財情報の活用も積極的に行っています。特許情報、非特許情報を解析し、得られる技術動向や市場動向等を事業や研究・開発戦略に生かす活動を推進しています。 デジタル技術の活用による業務の効率化・高度化にも取り組んでいます。当社は、早期にワークフローシステムを導入しペーパーレスに着手してきました。また、RPA(Robotic Process Automation)の活用により業務の効率化を図っています。 知財・無形資産 KPI の事例分析 2023/4/7 https://takano-pat.com/struct/wp-content/uploads/Report20230407V1.1.pdf 図表1.知財・無形資産KPI事例 東洋紡株式会社 知財情報の解析件数、特許権侵害による事業中止件数などサステナビリティレポート 東洋紡、自ら「黒船」呼び込む 機能性素材のてこ入れへ大改革 2023.1.11 https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00528/011000005/ 【繊維・紙・パルプ】他社牽制力ランキング2022 トップ3は東レ、東洋紡、王子HD、帝人 2023年07月03日 https://www.patentresult.co.jp/news/2023/07/fcitpaper.html 【繊維・紙・パルプ】特許資産規模ランキング トップ3は東レ、東洋紡、王子HD 2023年01月13日 https://www.patentresult.co.jp/news/2023/01/paper.html 東洋紡グループ統合報告書2022年3月期 2022/09/21 https://kabuyoho.jp/discloseDetail?rid=20220921534593&pid=140120220921534593 マテリアルズインフォマティクスの導入事例 - 東洋紡株式会社様 https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/deloitte-analytics/articles/materials-informatics-toyobo.html
0 Comments
Leave a Reply. |
著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
カテゴリー |