8月6日に行われた「知財投資・活用戦略の有効な開示及びガバナンスに関する検討会(第1回)」での「サステナブルな企業価値創造のための長期経営・ 長期投資に資する対話研究会(SX研究会)」に関する経済産業省のプレゼンテーション資料です。
企業と投資家の中で対話をさらに促進するために、サステナビリティ・トランスフォーメーション{SX)の考え方を価値協創ガイダンスに反映させるとのことです。知的財産についても、この流れのなかに組み込まれていきます。 ・企業と投資家の中で対話の内容について、特に認識のギャップが 存在したものが、以下の3点。1)多角化経営・事業ポートフォリオマネジメント 2)新規事業創出やイノベーションに対する「種植え」3)社会的価値と経済的価値の両立・アラインメントの確保 ・これまでの中期経営計画を中心とした時間軸においてリスク・成長機会を想定するだけでは、必ずしも長期の時間軸において企業価値を向上させることができなくなっている ・問題解決の方向性は、サステナビリティ・トランスフォーメーション{SX)である。 ・サステナビリティ・トランスフォーメーション{SX)=企業のサステナビリティ(稼ぐ力)と社会のサステナビリティ(社会課題、将来マーケット)の同期化 ・①「稼ぐ力」の持続化・強化、②社会のサステナビリティを経営に取り込む、③長期の時間軸の「対話」によるレジリエンスの強化 SX研究会における論点 企業のあるべき方向性、存在意義(パーパス)の特定・明確化 重要性(マテリアリティ)の考え方 長期の時間軸を前提にした長期ビジョン・長期経営計画等の経営戦略の構築の在り方 ・価値観、マテリアリティ、長期ビジョン・長期経営計画等の連続性・一貫性 ・長期ビジョン・長期経営計画と中期経営計画との連続性 ・財務と非財務との繋がり 長期ビジョン等を達成するための具体的な戦略、取組の考え方 ・時間軸を踏まえた事業ポートフォリオの在り方 ・無形資産投資の考え方 ・新規事業/イノベーションの種植えの考え方 長期の時間軸のガバナンス 資本市場・投資家の課題 価値協創ガイダンスそのものの課題 9月下旬までに、価値協創ガイダンスの改訂案を取りまとめる
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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