特許庁における審判での口頭審理は,2019 年では、特許・実用新案118 件,意匠 9 件,商標 8 件が実施されたとのことで、7件数が少ないこともあり、経験された方は少ないように思います。必要に迫られたとき慌てないための実務的な留意点が説明されているのが、(第102回)知財実務オンライン:「初めての口頭審理」(ゲスト:インハウスハブ東京法律事務所 パートナー弁理士 西田 聡子氏)です。(約1時間42分)
口頭審理の事例紹介もあり、証人尋問の例として、無効2017-800111(特許4912492)、無効2017-800118(特許4659980)「二酸化炭素含有粘性組成物」、無効2019-800012(特許6188984)「抗ウイルス性衛生マスク」、判定2019-600008(特許6097467)「通信系のシステムに関する発明、検証の例として無効2018-800036(特許5658831) 「ランプ及び照明装置」、かっこよかった 口頭審理として無効2020-400005(実 3173736) 「充気装置の圧力表示装置」がとりあげられています。 パテント 2022年4月号にも同内容が取り上げられています。 (第102回)知財実務オンライン:「初めての口頭審理」(ゲスト:インハウスハブ東京法律事務所 パートナー弁理士 西田 聡子) https://www.youtube.com/watch?v=jZeFpruSEdk&t=4200s 初めての口頭審理~初めてでも慌てないための実務的な留意点~ 特許庁審判部審判課 審・判決調査員(1) 久保田 祐佳 会員,特許庁審判部審判課 審・判決調査員(1) 西田 聡子 https://system.jpaa.or.jp/patent/viewPdf/3974 目次 1.はじめに 2.口頭審理に関する基本事項 2.1 口頭審理に関する規律 2.2 口頭審理の利点 2.3 年間での件数やスケジュールの目安 2.4 審判廷の様子や法改正への対応 3.口頭審理の流れ 3.1 期日の指定と審理事項通知書,陳述要領書 3.2 当日のよくある流れ 3.3 証拠に関する留意点 (1) 原本の持参 (2) 証拠説明書の書き方 (3) 文書の成立の真正への認否 (4) 提出する証拠に営業秘密が含まれる場合 4.まとめ 関連資料一覧 「審判実務者研究会報告書2021」(特許庁審判部・2022年) https://www.jpo.go.jp/resources/shingikai/kenkyukai/document/sinposei_kentoukai/2021_houkokusyo_honpen.pdf
0 Comments
Leave a Reply. |
著者萬秀憲 アーカイブ
October 2024
カテゴリー |