知財管理 Vol. 73 No. 4 P.418 (2023)に掲載された株式会社イーパテント 代表取締役社長/知財情報コンサルタント 野崎篤志氏の論説「特許スコアリング・レイティングの活用方法」が、イーパテントのホームページにアップされており、全文をダウンロードできます。
特許価値評価においては、自社における評価を重視する伝統的な考え方に加え、客観的な評価を重視する考え方が採用されてきています。今回の論文は、特許価値評価における特許スコアリングの位置づけ,上市されている各種特許スコアリング・ツールの整理とスコアリング算出の考え方について整理した上で,特許スコアリングの活用場面として特許ポートフォリオの棚卸,自社ポジショニングおよび重要特許の把握を取り上げています。 併せて、特許スコアリングを利用する際の留意点についても注意を促している点も重要な指摘です。 代表・野崎篤志が『知財管理誌』に「特許スコアリング・レイティングの活用方法」を寄稿2023-05-01 http://e-patent.co.jp/2023/05/01/jipa2023_april/ 特許スコアリング・レイティングの活用方法 知財管理 Vol. 73 No. 4 P.418 (2023) http://e-patent.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/05/%E7%9F%A5%E8%B2%A1%E7%AE%A1%E7%90%86%E8%AA%8C-%E7%89%B9%E8%A8%B1%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%AE%E6%B4%BB%E7%94%A8%E6%96%B9%E6%B3%95.pdf 抄 録 特許スコアリングは知財情報を経営・事業に活かすIPランドスケープやコーポレートガバナンス・コードへの対応をはじめとして,様々な場面への活用が期待されている。本稿では特許価値評価における特許スコアリングの位置づけ,上市されている各種特許スコアリング・ツールの整理とスコアリング算出の考え方について整理した上で,特許スコアリングの活用場面として特許ポートフォリオの棚卸,自社ポジショニングおよび重要特許の把握を取り上げた。最後に,特許スコアリングを利用する際,事業貢献の視点,業種・業界構造による出願特性,ノウハウの重要性,被引用回数の有効性および評価対象技術の新規性に留意すべきであることを述べる。 目 次 1. はじめに 2. 特許価値評価とスコアリング 2.1 特許価値評価における大前提 2.2 特許価値評価の種類とスコアリングの位置づけ 2.3 特許スコアリングとその考え方 3. 特許スコアリングの活用場面と使い方 3.1 特許スコアリングの活用場面 3.2 特許ポートフォリオの棚卸(権利維持・放棄の検討) 3.3 技術動向分析・競合他社分析における自社ポジショニングおよび重要特許の把握 3.4 その他の活用場面 4. 特許スコアリングを利用する際の留意点 4.1 事業貢献の視点 4.2 業界・業種構造による出願特性 4.3 ノウハウの重要性 4.4 被引用回数の有効性 4.5 評価対象技術の新規性 5. おわりに #特許価値評価 レイティング・スコアリングの考え方-イーパテ®お昼のミニ講座 Vol.19 野崎篤志のイーパテントチャンネル-調査・分析系中心- 2022/11/16 にライブ配信 https://www.youtube.com/watch?v=jjlGEOnn_Lk 今回は「特許価値評価-レイティング・スコアリングの考え方」です。 2021年6月のコーポレートガバナンス・コード改訂で「知的財産への投資」について投資家向けの情報発信・開示が求められるようになった影響もあり、最近統合報告書などで特許価値評価について掲載する企業が散見されます。 今回は最近の開示事例-旭化成や帝人、東亜合成など-を踏まえて特許価値評価におけるレイティング・スコアリングの考え方・捉え方について解説していきます。
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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