2019年度の研究者1人あたり特許収入で、全国の大学や高等専門学校の中で、三重大学が京都大学に次いで2位となったことが話題になっています。
科学雑誌『Newton 2021.5月号 (ニュートンプレス,2021年5月7日発行)』で、日本全国の大学を対象として、「発明力」「理工系に強い大学」「世界の大学との差」など、様々な観点からのランキングが紹介されており、その中の「発明力ランキング」において、三重大学が「研究者1人当たりの特許収入」にもとづき2位にランクインしたとのことです。(ちなみに、特許収入では、京都大学が1位で、2位東京大学、3位大阪大学、4位東北大学で、三重大学が5位) 三重大学では、研究者にとって大切なのは基礎研究であるとの方針のもと、研究成果の社会還元に積極的な研究者については、特許の出願から技術移転までを一貫して大学が支援しており、全国の大学の成功モデルとなり得るものと考えられ、今後、全国の大学を牽引する知財およびその活動となることが期待されているようです。 三重大、研究者1人当たり特許収入 大学・高専2位に https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD264M10W1A420C2000000/#:~:text=%E4%B8%89%E9%87%8D%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%81%AF2019%E5%B9%B4%E5%BA%A6,%E7%9C%81%E3%81%8C%E3%81%93%E3%81%AE%E3%81%BB%E3%81%A9%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81%E3%81%9F%E3%80%82 科学雑誌『Newton 2021.5月号 (ニュートンプレス)』の特集『理工系大学ランキング』において「三重大学が発明力ランキング2位にランクイン」するとともに,「大学院生物資源学研究科 寺西克倫 教授の発明」が取り上げられました!2021年04月08日 https://www.mie-u.ac.jp/topics/kohoblog/2021/04/newton-20215-2.html 令和元年度 大学等における産学連携等実施状況について https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/sangaku/1413730_00010.htm 概要版 大学等における産学連携等実施状況について(令和元年度実績) 令和3年1月29日(公表)(令和3年2月15日更新)(令和3年4月15日更新) P26(5)研究者1人当たりの特許権実施等 収入額(単位:千円) https://www.mext.go.jp/content/20210203-mxt_sanchi01-000012259_1-1.pdf 1 調査内容 (1) 調査時点:令和2年3月31日現在 (2) 調査対象:国公私立大学(短期大学を含む)、国公私立高等専門学校、大学共同利用機関(計1,068機関) 2 調査結果の主な概要 (1) 研究資金等受入額 ○研究資金等受入額(共同研究・受託研究・治験等・知的財産)は、約3,482億円と、前年度と比べて約19.9億円増加(0.6%増)した。 (2)民間企業からの研究資金等受入額 ○民間企業からの研究資金等受入額(共同研究・受託研究・治験等・知的財産)は、約1,186億円と、前年度と比べて約108億円増加(10.0%増)した。 ○ このうち、共同研究による研究費受入額は約797億円と、研究資金等受入額全体の約67.2%を占めている。 (3)民間企業との共同研究 ○民間企業との共同研究において、「研究費受入額」は約797億円と、前年度と比べて約112億円増加(16.4%増)し、「研究実施件数」は29,282件と、前年度と比べて1,893件増加(6.9%増)した。受入額、実施件数ともに増加傾向にある。 ○ また、1件当たりの受入額は2,721千円だが、1件当たり1,000万円以上の共同研究に係る受入額は約411億円と、前年度と比べて約80億円増加(24.1%増)した。 (4)知的財産 ○特許権などの知的財産権等による収入額は約51.5億円と、前年度と比べて約8.0億円減少(13.4%減)した。 ○ このうち、特許権における収入は約36.6億円と、前年度と比べて約7.5億円減少(17.0%減)した。減収の主な要因は、イニシャルロイヤリティと株式売買による収入の減少であった。
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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