文部科学省 科学技術・学術政策研究所の「科学技術指標 2022」に関する報道発表資料では、
①昨年から続いて日本の研究開発費、研究者数は主要国(日米独仏英中韓の 7 か国)中第3 位、パテントファミリー(2 か国以上への特許出願)数では世界第 1 位。 ②日本の論文数(分数カウント法)は世界第 4 位から第 5 位、注目度の高い論文数のうちTop10%補正論文数は第 10 位から第 12 位、Top1%補正論文数は第 9 位から第 10 位。③Top1%補正論文数では中国が初めて米国を上回り、世界第 1 位。 ④日本の博士号取得者数は 2006 年度をピークに減少傾向にあります。韓国、中国、米国では 2000 年度(中国は 2005 年度)と最新年度を比較すると 2 倍以上。 でした。 報道の取り上げ方は、 「中国、科学論文で世界一「質」でも米抜き3冠」と中国に注目するもの、「日本の注目度高い論文数 韓国、スペインに抜かれ12位に」と日本に注目するもの、のふたつに分かれているようです。 「10兆円ファンド」の「国際卓越研究大学」構想や企業の知財・無形資産投資の拡大、官民挙げてのスタートアップ支援などがこの状況を変えることができるのか、期待したいところです。 「科学技術指標 2022」を公表します https://nistep.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=6798&file_id=13&file_no=5 文部科学省 科学技術・学術政策研究所(NISTEP, 所長 佐伯浩治)では、日本及び主要国の科学技術活動を客観的・定量的データに基づき体系的に分析した「科学技術指標2022」を取りまとめました。 昨年から続いて日本の研究開発費、研究者数は主要国(日米独仏英中韓の 7 か国)中第3 位、パテントファミリー(2 か国以上への特許出願)数では世界第 1 位です。 日本の論文数(分数カウント法)は世界第 4 位から第 5 位、注目度の高い論文数のうちTop10%補正論文数は第 10 位から第 12 位、Top1%補正論文数は第 9 位から第 10 位となりました。Top1%補正論文数では中国が初めて米国を上回り、世界第 1 位となりました。 日本の博士号取得者数は 2006 年度をピークに減少傾向にあります。韓国、中国、米国では 2000 年度(中国は 2005 年度)と最新年度を比較すると 2 倍以上となっています。 中国、最上位論文数も世界一 日本の低落傾向続く―文科省 https://www.jiji.com/jc/article?k=2022080900854&g=soc 中国、科学論文で世界一 「質」でも米抜き3冠 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC04C8L0U2A800C2000000/ 中国、米並み「科技強国」へ ヒト・カネ戦略投資で3冠 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC051NM0V00C22A8000000/ 科学の注目論文 日本の国際的地位さらに低下 過去最低 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6435161 日本の注目度高い論文数 韓国、スペインに抜かれ12位に https://digital.asahi.com/articles/ASQ8954C1Q88ULBH002.html 注目論文数、過去最低の12位 スペインと韓国に抜かれる https://kumanichi.com/articles/754195 「国際卓越研究大学の研究及び研究成果の活用のための体制の強化に関する法律」が成立 https://www.mext.go.jp/b_menu/activity/detail/2022/20220520.html 東工大・医科歯科大、医工連携で競争力 24年統合目指す https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE090NX0Z00C22A8000000/ 東工大・医科歯科大が統合協議 「10兆円ファンド」目指す https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE083WT0Y2A800C2000000/
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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