特許情報フェアのフォーラム2 パネルディスカッション「企業価値創造へ向けて知財をどう活用するか~企業価値(コア価値)を支えるIPランドスケープ」では、下記のプレゼンが行われ、討論がおこなわれました。2月28日(月)まで、動画が無料で公開されています。
https://pifc.jp/ パネリスト、ファシリテーター紹介 3分まで 旭化成株式会社 中村 栄氏 12分まで ナブテスコ株式会社 井上 博之氏 32分40秒まで KDDI株式会社 川名 弘志氏 39分まで パナソニックIPマネジメント株式会社 足立 和泰氏 44分まで 富士通株式会社 和泉 恭子氏 51分まで 味の素株式会社 上野 洋和氏 56分まで 討論 56分から90分まで パナソニックIPマネジメント(株)足立和泰氏のプレゼンでは、 知財部門が目指す姿(専門力を結集し、事業部門と協働)、IPランドスケープを活用した取組、知的部門の位置付けの変化、を取り上げていました。 事業部門幹部との接点を増強(整合会)、事業課題に関する生の声を聞く場として活用、知財活動の報告から事業課題の寄り添いヘ、が、知財部門が目指す「ソリューション提案・実現(刻々と変化する事業環境を踏まえ、事業部門と協働で事業課題解決し、事業戦略の構築・変更への直接的な貢献)」の柱であり、調査・分析、事業契約、知財PFマネジメントを通じて実現しているとのことでした。 IPランドスケープを活用した取組では、構想段階、経営トップへの伝達前の“表面化していない事業課題’'に寄り添い、‘‘従来の知財の枠を超えて” 事業部門と共に検討(市場調査、カスタマージャーニー、ビジネスモデル検討も知財やってしまう)という、伴走型IPLを進めており、知的財産を中心に多様な情報の客観分析・考察により、戦略の策定に参画、自社のコア価値を確認、裏付けしつつ、事業戦略・技術開発戦略の方向性を共に検討という取り組みになっているようです。 知的部門の位置付けの変化のイメージは、Support For ⇒ Propose To ⇒ Struggle With 事業部門幹部との接点を増強し、 “表面化していない事業課題’'に寄り添い、‘‘従来の知財の枠を超えて” 事業部門と共に検討する伴走型IPLを推進することで、パナソニックの知財活動は、新しい段階にはいっているようです。 1世紀を超えるパナソニックの知財活動 https://www.panasonic.com/jp/company/pipm.html パナソニックの歴史と知的財産 大阪工業大学 知的財産学部 教授 大塚 理彦 講 義:令和2年9月1日~平成3年2月1日 http://www.oit.ac.jp/ip/~ootsuka/chiken.pdf 10年連続革新的企業トップ100入りのパナソニックと日立、知財戦略も未来志向で 2021年02月25日 https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2102/25/news046.html
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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