特許庁は、IPランドスケープを活用した経営の普及・定着に貢献することを目的として、IPランドスケープに関するウェビナー「IPランドスケープの活用に向けて」(無料)を4月12日から期間限定で公開しています。
第3部は、IPランドスケープの効果的な活用と題した旭化成株式会社、貝印株式会社、KDDI株式会社によるパネルディスカッションの動画でした。(約1時間40分) https://www.youtube.com/watch?v=o8B6MkU1r6I 各社での取組に関するプレゼンの後、IPランドスケープを実施する目的、知的財産部以外(経営層、事業部等)を巻き込むための工夫、IPランドスケープを進めていく上での課題、IPランドスケープに取り組もうと考えている企業に必要なことについて、ディスカッションを行っています。 各社での取組に関するプレゼンでは、 旭化成が、社長が旗を振ってトップ主導で進められているIPランドスケープの最近の取り組みを紹介。 COVID-19対応、 短期:VSコロナ、先読み&スピードIPL Crystal IS社 表面殺菌市場参入例 中期:Withコロナ、事業機会探索IPL 長期:After コロナ、IP de Connect2020 知愛情報をヒントにした2030年の未来洞察 貝印が、企業の「先見力」発揮のための手法・ツールとしてのIPLを紹介、中期経営訪印にて会社方針としてIPL活用を宣言していて、職務分掌規程にIPLを定義、知財コンサルティング活動=水先案内人機能の重要な柱として庶民派IPLを用いていることを紹介。 具体的事例として、 新商品開発:紙カミソリ 経営に刺さるシナリオ:M&A,アライアンス、新規事業提案等のコツ、 意匠、商標もIPL IPLのDX化:社内YouTube KDDIが、新規事業への支援例、スタートアップへの支援例、新業から運用までの事知財部門の関与などについて紹介。 ディスカッションでは、貝印が事業への関与が非常に高いこと、旭化成が知財部門がもっと事業への関与を深めようと考えていることが印象的でした。 第3部 IPランドスケープの効果的な活用 【モデレータ】 金沢工業大学大学院 教授 杉光 一成 【パネリスト】 旭化成株式会社 研究・開発本部 理事 知的財産部長 中村 栄 貝印株式会社 上席執行役員 グループ経営統括本部 知的財産部 法務部 統括部長 地曵 慶一 KDDI株式会社 知的財産室長 川名 弘志
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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