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​よろず知財コンサルティングのブログ

「IP Drives Business Growth」基調講演

19/9/2020

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LexisNexis Virtual IP Conference IP Drives Business Growth (2020年9月16日~18日)を視聴しました。
Be The Game Changer! 知的財産を活用してビジネスを成長させるには、新しい、革新的な、または型破りな方法を模索する必要があります。ビジネスへの圧力の高まりと、さらにCovid-19によって引き起こされた不確実性を考慮して、今こそ、国内および国際的な指導者の意見に耳を傾けるときです。本年のLexisNexis Virtual Conferenceでは、アジアおよび米国の企業、法律事務所、政府機関から様々な知財エキスパートが参加し、知的財産がビジネスの成長にどのように貢献するのかについて意見や知見を共有します。
 
 基調講演は、株式会社テックコンシリエ代表取締役CEO 鈴木 健二郎 氏で、デジタルトランスフォーメーション時代の知財データ駆動型戦略立案のススメ ~IPランドスケープの先にある戦略思考とは~(IP Strategy at Digital Transformation Era – Strategic Thinking beyond IP Landscape-)というテーマでした。
 
デジタルトランスフォーメーションが本格実装される中、企業の意思決定は、経営者の経験則依存型から、事業環境情報を読み解き判断に活かす戦略思考へと変革する必要がある。本講演では知財情報を中心としたデータ駆動型の戦略立案のあり方を提言する。
 
「beyond IP Landscape」という言葉を使ったのは、IPランドスケープという言葉が定着したのがコロナ禍前で、コロナ禍前の概念である。
コロナ禍で大きく変化した、DXが進展した。当然、知財戦略も変わる、IPランドスケープも変わる。
 
技術資産マネジメント(Technology Asset Management)で,R&D, Manufacturing, Sales, Investmentのサイクルを廻し、継続的に成長を続ける。
データが重要な資産になり、データ起点で知財戦略を組み立てる時代に入ってきた。
 
事例で説明。
2018年のグーグルとテンセントのクロスライセンス。 
 「訴訟回避ではなく、協力関係の始まり」というコメント。
 共同のプラットフォーム作り;情報の共有による利益

なぜ、事業提携ではなく、知財のクロスライセンスなのか?そこに彼らの戦略がみえる
 オープン&クローズ戦略
  フィンテックの技術はライセンスの対象になっていない(グーグルのクローズ)
  ゲームの技術はライセンスの対象になっていない(テンセントのクローズ)
    通信インフラではオープン
 
グーグルの戦略;最初は訴訟回避、中国への参入、フィンテック拡大、そしてインド市場参入
グーグルにとっては、今回のクロスライセンスはビジネス戦略の通過点
グーグルからみてなぜBATの中で、テンセントなのか?
テンセント;中国だけでなくインドにはみ出している、ゲームで着実に伸ばしている、BATの中で中国政府と一番近い
《Baidu, Alibaba, Tencent》中国に本拠を置く、インターネット関連企業の最大手3社の通称。サーチエンジン運営のバイドゥ、ECサイト運営のアリババ、メッセンジャーアプリ開発のテンセントを指す。
 

グーグルでは、技術資産マネジメントサイクルに合わせて、知財マネジメントが機能している
  Business Basis Building     Strategic Portfolio Management  強みと弱み
  Business Basis Expanding   Strategic Aliance Management  守りと攻め
  Business Profit Increasing   Strategic License Management  IP profit
 
IP Strategy is to be changing
Open/Close境界の変化:従来は、Non Core IP を後期にオープンとしていた。今後は、オープン部分を初期段階から戦略てきにオープン、クローズ部分もオープンへ(本当のクローズ部分だけを残す)。
IPの定義の変化 : 従来は、特許だけ。今後は、特許だけでない(ビジネスモデル、データなど)
IP Managementの変化:従来は、自社中心。今後は、Strategic Portfolio Management,  Strategic Aliance Management, Strategic License Managementが必須。
 
その通りですね、特に異論はありません。 
下記、関連情報です。

中国テンセント&米グーグルのクロスライセンス, 中国ビジネスラボ, 2018/01/28
https://lxr.co.jp/blog/6433/
 
大嶋洋一, GAFAに学ぶプラットフォーム構築のための知財戦略, 2018 GPIC 6th Symposium
http://www.greenpoweric.org/6th_gpic_syposium_lecture2_oshima.pdf
 

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