特許・情報フェア&コンファレンスの二日目(11月10日)午前中、「IPランドスケープ推進協議会 活動第2フェーズにかける期待 ~9つの仮想IPLから見えてくるもの~」というテーマで、「IPランドスケープ進化への取組み~IPLで産業界が繋がる可能性~」という基調講演、パネルディスカッションがおこなわれました。400席が満席で盛況でした。
基調講演では、ブリヂストンのIPL活動、IPランドスケープ推進協議会の活動が紹介されました。 ディスカッションでは、2期目の活動の中から「9つの仮想IPL」について紹介され、下記のテーマでディスカッションが行われました。 1. IPLで何がつながるのか つながるとどんなことが起きるのか 2. 実際につなげたいときに現場では何が起きるのか 分科会活動で何が起きたのか 3. つながるための知恵は 共有するためには 講演資料 https://pifc.jp/2022/wp-content/uploads/2022/11/pifc2022lec02.pdf 特別フォーラム1 11月10日(木)10:00~12:00 IPランドスケープ推進協議会 活動第2フェーズにかける期待 ~9つの仮想IPLから見えてくるもの~ https://pifc.jp/2022/visit/#exhibit_semispe IPランドスケープ推進協議会は2020年12月、「企業の事業競争力の強化および知の探索による新たな価値創造の促進による企業価値の向上に加え、我が国の持続的な社会発展を促し、広く公益に寄与する」として有志企業らによって設立されました。 今回は、国内有力企業52社が進める2期目の活動の中から「9つの仮想IPL」について紹介する。これは「日本の未来を左右する社会課題・分野9テーマ」に関して、5社程度から成る9チームを組成し、IPランドスケープを行う活動。異なる概念、言語、手法を有する異なる企業が協同する中で、何が得られ、何が見えてきたのかを紹介します。 モデレータ/基調講演 荒木 充 氏 株式会社ブリヂストン 知的財産部門 部門長 ブリヂストン入社駆け出しから20年間はタイヤ設計に従事。欧米中で計8年の海外駐在を経験。タイヤ設計部長、開発企画管理部長、品質保証本部長を経て現職。IPランドスケープ開発や事業貢献型の知財ミックス設計コンセプトを柱に、「モノ→コト→DX」で進化するソリューション事業に貢献できる知財機能変革に取り組む。 パネラー 吉田 伸 氏 東レ・ダウコーニング株式会社 (ダウ・ケミカル・グループ)研究開発部門 知財戦略担当部長 修士号取得後に日系の化学会社で5年勤務し、2010年にダウ・ケミカル・グループに入社。シリコーン化学の合成、組成物、用途に関して、IP管理、戦略、ランドスケーピングをリードする。グローバルIP戦略策定と管理、IPランドスケーピングの専門家。社外技術調査・導入に関するTech Scouting を兼任。ダウ社外の活動として、レイテックとIP評価システムを開発。 佐川 穣 氏 旭化成株式会社 知財インテリジェンス室 IPLチームリーダー 知的財産教育協会認定 シニア知的財産アナリスト 旭化成株式会社入社後、知的財産部にて知財リエゾン業務に従事。新事業企画・開発部門へ異動し、ビジネス企画を行った後、2014年より知的財産部にて技術情報の調査・分析に従事。2022年4月より現職。全社で推進してきたIPランドスケープを活用し、無形資産の活用をさらに加速させ、企業価値を向上させることを目指している。 坂元 徹 氏 住友化学株式会社 知的財産部 グループリーダー (弁理士) 2006年に知的財産部に配属後、約6年の出願業務を皮切りに、係争、ライセンス、特許ポートフォリオ価値評価、知財戦略立案等に従事する過程で知財俯瞰調査・解析の面白さに関心を抱く。「如何にして事業戦略に資するアウトプットになすか」「より組織的な活動に発展させるには?」など試行錯誤と挑戦の日々を過ごす。 石井 友也 氏 株式会社ニデック 知的財産部 知的財産課 課長補佐 知財経営戦略チームリーダー 株式会社ニデックに入社後、権利化業務(明細書内製200件以上)、クリアランス業務、無効審判、審決取消訴訟、異議申立、渉外業務等に従事。2017年より、知財戦略立案、IPLによる提案、IPL活用の仕組み構築等の知財企画業務の立ち上げを経験。現在、従前の知財業務と知財企画業務を兼務し、CGC改訂対応に取り組み中。
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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