製紙業界に身を置いたことがあり、気になりました。紙パルプ技術タイムスの「チャットGPTの可能性を探る : 製紙技術者にとっての有能な助手となり得るのか」(山崎 秀彦氏)です。(1)紙の強度、(2)最新の抄紙機、(3)抄紙機のヘッドボックス、(4)紙の塗工、(5)紙のカレンダ処理、(6)文章の翻訳能力、について、詳細に検討されています。
日本語で質問した場合、「説明は冗長でありながら論理的に曖昧さがある。測定の原理や方法に基づかない記述になっている」、英語で質問すると「製紙技術者の観点からして合理的」な回答であり、引用文献を問うと「紙関係の専門誌、書籍、そして強度に関するISO規格が挙げられている。情報源としては日本語での質問の場合より堅固なものを用いていると推測される。」など、それぞれについて評価されており、まとめとしての「ユーザーがチャットGPTの回答をそのまま使おうとするならば常に問題を抱えた助手のままであり,ユーザーがチャットGPT の回答を自ら検証しながら使えば有能な助手となるように思われる。」は同感です。 チャットGPTの可能性を探る : 製紙技術者にとっての有能な助手となり得るのか 山崎 秀彦 紙パルプ技術タイムス = Japanese journal of paper technology 66 (7), 41-50, 2023-07 https://cir.nii.ac.jp/crid/1520296918635197824 1.はじめに 2.チャットGPT探訪 2.1 簡単な挨拶から開始 2.2 紙パルプ関連の技術等を質問 (1)紙の強度 (2)最新の抄紙機 (3)抄紙機のヘッドボックス (4)紙の塗工 (5)紙のカレンダ処理 (6)文章の翻訳能力 (7)チャットGPTが副題の質問に対して示した自己評価 3.おわりに
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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