商品開発や技術開発のアイデア創出・練り上げでは、①アイデアが出てこない(技術やユーザーに関する知識の不足)、②そんなの無理(自分たちの技術だけを頼りに実現不可能と判断してしまう)、③そんなの受け入れられない(新技術が開発されても過去のユーザー調査結果から否定されてしまう)、などの同一集団の思い込みによる気づきにくい阻害要因が存在します。 しかし、ChatGPT-4は、①技術やユーザーに関する知識が豊富で、②実現可能性など全く無視し、③過去のデータなど無視し、それなりの提案を出してきます。当然、すごいアイデアが出てくることはありませんが、アイデア会議での「たたき台」があればという程度の期待感であれば、商品開発や技術開発における(人間集団の思い込みを排した)アイデア創出・練り上げのベースには使えるような気がしています。 5月6日、7日に、ChatGPT-4が提案した「緑茶飲料」開発のための新技術(1)、(2)を書きましたが、質問の仕方にコツがありそうなので、また、質問を変えてみたところ、緑茶飲料にマイクロ泡発生技術を適用する「マイクロ泡が泡立つ緑茶飲料」というアイデアが出てきました。炭酸飲料かと思って聞いてみるとどうも違うようです。(5月17日参照) 新たな緑茶飲料として「マイクロ泡が泡立つ緑茶飲料」というアイデアの特許を出願したいと相談してみました。 完全なChatGPT-4の作話ですが、発明者がアイデアを膨らませるときに使える可能性は十分ありそうな気がします。
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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