「2020特許・情報フェア&コンファレンス」の特別フォーラムで、「コロナ禍で生じたデジタルトランスフォーメーションとデカップリング -経営環境の変化とエコシステム型知財戦略」-渡部俊也氏(東京大学 未来ビジョン研究センター 教授/大学執行役・副学長)を視聴しました。
東大・本郷キャンパスを核に、米国のシリコンバレー、中国の深圳に次ぐIT(情報技術)の一大拠点に育てるという「本郷バレー」構想が、現在は、400社以上のスタートアップが集積し、時価総額が2兆円を超えるまでになっており、500億円規模の資金が集まってきているということです。 https://pifc2020.event-tank.com/pif/au/ 特許だけではなく広義の知財であるデータや外部新興企業のマネジメントを含めて、知財部門は今こそ全社戦略に寄与して行く時にある。コロナ禍の中で急速に進行する様々な環境変化に対して、知財部門は今、経営に資する知財戦略として何をポイントして、どう対応するべきかを考える。具体的には、企業のデジタルトランスフォーメーションそのものと言えるデータやAIの利活用の現況と対応について、そして米中デカップリングで進む技術流出規制の中で企業の持つ知財やデータなどの経営資源をどうマネジメンしていくかについて解説する。最後に、短期間での戦略的対応を迫られる中、企業は外部関係資産として新興企業をいかに活用して行くかについて述べる。 イントロ コロナ禍で生じている変化とは TOKYO COLLEGE データガバナンス体制が不十分(中国と比べて対応が遅い理由のひとつ) グローバルコモンズ デジタル化、竿後の機会生かせ 経営戦略の三階層(全社戦略、事業戦略、機能戦略) 経営デザインシート オープン&クローズ戦略 目標達成の2つのルート(環境の魅力重視、組織の能力重視) 企業の経営戦略が取り組まなければならない5つの経営環境変化 コロナがもたらすニューノーマル
データとAIに関する企業の実態鯛査から見えてくるマネジメントの姿 新たな知的資産としてのデータ データ駆動型ビジネス データ利活用の実態調査結果 デジタル知財のパフォーマンスの分析 デジタル知財のマネジメント 複数事業者によるデータ利活用の事例 データオーナーシップ AI・データの利用に関する契約ガイド AI・データ活用コンソーシアム AI利用に際して価値あるデータとは デカップリングヘの対応 米:輸出管理の強化、投資規制、学術界への規制(Fucdamental Research Security) 中:輸出管理の強化 国防権限法(NDAA) Emerging Technology(基礎研究成果の製品化を可能とする技術)規制 Foudational Technology規制 デジタル革命を担う大学とスタートアップ・ベンチャーエコシステムの理解 大企業に新しい技術が埋もれている(埋没技術) スタートアップが集積する「本郷バレー」の形成 400社以上、時価総額は2兆円を超える 500億円規模の資金が集まってきている SDGs&AIGsESG データ&AIガバナンス スタートアップ育成を視点と下国際スタンダードの知財と契約、資本政策 ダイキン工業の例 東京大学の特許ポートフォリオ カーブアウトファンド 20億円規模 武田薬品工業の例 ユニ・チャームの例 イノベーションエコシステムでの知財の活かし方
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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