法務知財活動における行動指針として、「事業を守り、事業を強くする法務知財活動に徹する」を掲げる京セラは、日経「知財経営ランキング」で6位、「Clarivate Top 100 グローバル・イノベーター 2023」に選出されており、「電気機器業界 特許資産規模ランキング」で6位、「電気機器業界 他社牽制力ランキング」で10位です。
京セラは、「知財戦略を事業戦略に組み込んでいくこと」をミッションとしたIP戦略推進部を設置しており、 IP ランドスケープなどを通じて事業戦略検討の初期段階から知財戦略の組み込みを提案し、各事業をより強固なものとする活動を展開しています。 京セラの知財戦略は、2018年以降大きく変わったようです。 ニッポンの電子部品、知財戦略にも個性 稲盛哲学の京セラ、買収先からも学ぶTDK 2023.7.14 https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/special/01492/?P=3 「以前は知財部門が事業部の会議に出ると、特許侵害の話をするのかと警戒された」。こう話すのは、京セラの法務知的財産本部長の芝田員範執行役員だ。ランキング6位に入った京セラの知財戦略にとって転機となったのは2018年。「光スイッチ」と呼ばれる電子部品の開発だ。知財部門が市場調査を実施すると、競合他社の攻勢が明らかになった。調査に基づき京セラも開発を進め、年間数億円の受注につなげた。こうした成功体験が市場調査も行う知財部門への信頼につながっていった。 稲盛和夫氏による「京セラフィロソフィ」の影響も大きい。「利他の心」を重視する経営哲学のもと、少子高齢化などの社会課題から逆算し、自社の知的財産の活用につなげるという考え方を重視する。「フィロソフィを地でいっている」と芝田氏は胸を張る。 知的財産 | 京セラ https://www.kyocera.co.jp/intellectual-property 知的財産の保護 https://www.kyocera.co.jp/sustainability/governance/intellectual_property.html 京セラ「研究者は対外試合を」、人材獲得へ情報発信を強化 京セラ執行役員研究開発本部長兼デバイス研究開発統括部長 仲川彰一氏(第1回) 2023.06.20 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02127/00040/ 京セラ「過去の失敗事例は大切な資産」、AIで価値高まる 京セラ執行役員研究開発本部長兼デバイス研究開発統括部長 仲川彰一氏(第2回) 2023.06.21 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02127/00041/ 京セラが技術者のキャリアプランを支援へ、自由研究で若手の意欲高める 京セラ執行役員研究開発本部長兼デバイス研究開発統括部長 仲川彰一氏(第3回終) 2023.06.22 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02127/00044/ 京セラが設備投資と研究開発費に最大1兆2000億円、2025年度までの新中計 2023.05.18 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/15214/ 京セラ、ROE低迷 打開は「稲盛経営」の進化カギ 2022年10月5日 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF270WQ0X20C22A9000000/ 2022年10月03日 京セラ鹿児島国分工場に、新たな研究開発施設 「きりしまR&Dセンター」が本格稼働 https://www.kyocera.co.jp/newsroom/topics/2022/002007.html TOP100 グローバル・イノベーター 2023選出 https://www.kyocera.co.jp/intellectual-property/news/2023/03-13-165.html 当社は、世界で最も革新的な企業・機関100社を選出する「Clarivate Top 100 グローバル・イノベーター 2023」に2年連続で選出されました。今回で、当社は7度目の受賞です。 【電気機器】特許資産規模ランキング トップ3は三菱電機、パナソニックHD、NEC 2022年12月23日 https://www.patentresult.co.jp/news/2022/12/electric.html 京セラは6位 【電気機器】他社牽制力ランキング2021 トップ3はパナソニック、三菱電機、東芝 2022年08月01日 https://www.patentresult.co.jp/news/2022/08/fcitele.html 京セラは10位 知財・無形資産の投資・活用戦略の開示及び ガバナンスに関するガイドライン (略称:知財・無形資産ガバナンスガイドライン) Ver.2.0 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/tousi_kentokai/pdf/v2_shiryo1.pdf P.21 事例:価格にこだわる経営(京セラ、キーエンスの事例) 複数の事業部と連携する知財部門における活用 2022/09/05 https://jp.ub-speeda.com/customers/kyocera/ 「SPEEDAを活用することによって情報の深掘りができ、仮説検証の質が高まりました。」 京セラの研究開発の方向性と知的財産部門の活動 知財管理67巻/9号1287頁(2017年) http://www.jipa.or.jp/kikansi/chizaikanri/mokuji/mokuji1709.html
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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