2022年12月7日に行われたWIPO⽇本事務所ウェビナー「日本の部品素材分野の国際競争力強化ラウンドテーブル~サステナビリティ実現に向けた国際知財戦略の在り方~」のアーカイブ動画を視聴しました。
https://www.wipo.int/about-wipo/ja/offices/japan/webinars_in_japanese.html 本ラウンドテーブルは、開催時に340名を超える方が視聴されたようです。 主催者挨拶(WIPO日本事務所 澤井智毅所長)では、サッカー「FIFAワールドカップカタール2022」での日本チームの活躍、あきらめずにボールを追い求め成果に繋げていく献身的な姿、をイノベーションというゴールに向けた愚直な知財戦略に重ねた話、ノーベル賞を受賞した日本産業界の寄与、イノベーションや知財の伝道師としてのWIPO日本事務所の活動、WIPOグリーンなどの紹介も、今回のラウンドテーブルの背景、意図などが良くわかりました。 基調講演は、「サステナビリティと知財戦略」と題した、明治大学 高倉成男名誉教授でした。 「サステナビリティ(持続可能性)とは?(持続可能な開発、SDGs、ESG、CSR)」「ガットUR交渉(1986-93)からMDG(2000-2015)へ、そしてSDGs(Sustainable Development Goals, 2015-2030)へ」「SDGsを1つの指標とする価値創造経営(知財価値の可視化、経営陣と知財部門の連携)」「部品素材分野の課題(カーボンニュートラル、国際競争力の強化、R&Dのデジタル化、経済安全保障)と知財部門の役割(研究開発・イノベーションの中枢的機能、個々の発明を適切につなぐミクロな権利管理:技術プッシュ、価値創造経営を支えるマクロな知財戦略:デマンドプル)」というスライドで約15分間の講演でした。 パネルディスカッション「サステナビリティ実現に向けた国際知財戦略の在り方」は、 [モデレーター]駒井慎二氏 (ピラミデ国際特許事務所 代表弁理士) [パネリスト] 小川 眞治氏(DIC 株式会社 知的財産センター ディレクター 弁理士) 杉村 純子氏(日本弁理士会 会長) 高倉 成男氏(明治大学 名誉教授) 藤田かおる氏(株式会社カネカ 知的財産部 Quality of Life IPグループリーダー 上席幹部 弁理士) 八巻 隆博氏(日鉄総研株式会社 知的財産事業部 特別研究主幹) 澤井 智毅氏(WIPO日本事務所長) 議題は、下記の通りで、多岐にわたり参考になるディスカッションでした。
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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