5月17日、ドラマ「それってパクリじゃないですか︖」(水曜午後10時)の第6話が放送され、平均世帯視聴率3・7%(関東地区)で平均個人視聴率は1・9%だったとのこと。
過去最低ではないもののやはり視聴率的には厳しいようです。 内容的には、大学との共同研究に関するトラブルで、特許出願していないのに学会発表したい、まだ特許出願できる段階にはないので学会発表をあきらめてほしい、というよくあるトラブルと解決策の話でした。新規性喪失の例外を使う話になるのかなと思ってみていると、先に発表してしまうと第三者に勝手出願されてしまうリスクがあるので新規喪失の例外は使えないという前提で話が進みました。日本出願だけ考えると、先使用権を確保して、ということで対応できなくはないのですが、欧州、中国ではダメなので、話が複雑になるのでよかったという感じです。そして、「官能評価」がこれほど意外感を醸し出すことにも驚きました。「官能評価」を常用しているほうが稀なのでしょうか。 もう一つ、特許出願せずに秘匿する話も出てきました。その場合のリスクもしっかり説明されており、教育的な観点からは問題ないのですが、ドラマとしてはどうなのか、と心配してしまいます。 来週は、パテントトロールが出てくるようです。楽しみではあります。 慣れてくれば、芳根京子や重岡大毅の演技も、そんなものかと安心できてきました。 芳根京子「それってパクリじゃないですか?」第6話3・7% 特許を出願する方法がないか模索も https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202305170001388.html それってパクリじゃないですか? - 日本テレビ https://www.ntv.co.jp/sorepaku/ 「それってパクリじゃないですか︖」弁理士視点の感想と視聴者向け法律解説(6) https://news.yahoo.co.jp/byline/kuriharakiyoshi/20230517-00349960
0 Comments
Leave a Reply. |
著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
カテゴリー |