第9回グローバル特許権行使戦略セミナー(2020年10月30日・31日)の一日目、第1部:パンデミック下における特許訴訟と証拠収集を聴講しました。
東京地裁民事第47部の田中孝一部総括判事から、査証について、個人的な意見だとしながらも、「立証のために画期的な制度であり、期待している。相応しい事件では、積極的にやっていきたい、柔軟に活用していきたい、と考えている。」と発言されていたのが印象的でした。 第1部: 2020年10月30日(金)9時~11時 テーマ: パンデミック下における特許訴訟と証拠収集 司会: ラーデマッハ クリストフ (早稲田大学准教授) 講師: ・Leonard Stark(デラウェア地区連邦地方裁判所首席判事) ・田中孝一(東京地方裁判所民事第47部部総括判事) ・Scott R. Boalick(米国特許商標庁特許公判審判部首席判事) ・末吉剛 (ユアサハラ法律特許事務所) ・Robert Parker (Rothwell Figg法律事務所メンバー) 第1部では、デラウェア地区連邦地方裁判所Stark首席判事と、東京地方裁判所の田中部総括判事により、特許訴訟で必要となる証拠の収集に際し日米の裁判所が近時直面している課題について議論がなされる。米国のディスカバリー手続の発展、難局そして好機についての議論に加えて、日本の特許訴訟で本年導入された査証制度についても議論がなされる。
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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