特許庁が2022年に発行した「企業価値向上に資する知的財産活用事例集―無形資産を活用した経営戦略の実践に向けてー」では、20社の事例が紹介されています。
ソニーグループ株式会社は、知財部門が主体となり新素材「トリポーラス」のライセンス事業を2019年1月に開始しましたが、 オープンイノベーションを活用した事例、その他︑SDGsなどに貢献する事例、知財ミックス戦略、ブランド戦略、オープン・クローズ戦略 の例として取り上げられています。 知財部門が事業責任を持って担当している例として参考になります。 企業価値向上に資する知的財産活用事例集 https://www.jpo.go.jp/support/example/document/chizai_senryaku_2022/all.pdf P44-47 知財部門が主体となり新素材「トリポーラス」のライセンス事業を2019年1月に開始した。余剰バイオマスである籾殻(もみがら)を原料とし、水や空気の浄化などの分野での応用が期待されるこの素材の幅広い商品化を実現し、SDGsに貢献するため、様々なパートナー企業とオープンイノベーションを推進し、共に新しい価値・ブランドの創出に取り組んでいる。この事業では、社内外のパートナー各社のトリポーラスを使用した商品を所有・利用すること自体が消費者による環境への貢献を意味することを訴求するコミュニケーション戦略を展開している。 ソニーの取組事例のご紹介 2021/09/08 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/tousi_kentokai/dai3/siryou6.pdf ソニーの新素材トリポーラスにみる、知財を活用した他社との連携 https://chitekishisan.com/4498-2collaboration-with-other-companies-using-intellectual-property-as-seen-in-sonys-new-material-tripolar/ ソニー、非財務資本9兆円 知財や人材力、高PBRに反映 脱炭素推進、5年で17倍 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73800130S1A710C2DTA000/
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著者萬秀憲 アーカイブ
June 2022
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